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妖怪と神話とミステリと甘いものが好き。腐った話とか平気でします。ネタバレに配慮できません。

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2024/05/09 (Thu)

神の与えし空想 Program

お久しぶりです。
最近ブログの更新すら滞り気味ですね。申し訳ない。
ツイッターで呟いちゃったり、ブログに書くようなことがない日々をすごしてるからだと思います。
ええと、今は春休みで。毎日家でごろごろしたり本読んだり買い物に行ったりしてます。あとアニメ消化してます。

この前、サークルの同回生で飲み会がありました。何故かでしゃばって幹事のようなことやってしまって。手際悪くて申し訳なかったなと思いました。
二次会でカラオケに行ったんですが、皆がアニソンボカロバンプポルノ他メジャーな曲歌って盛り上がってるなか、空気を読まずに眩暈坂と桜花ノ理を入れたのが私です。下手なくせに声色変えたりして。一応読者サークルだから、皆京極(少なくとも姑獲鳥は)読んでて、ある意味盛り上がりました。逆に皆知ってるからこそ台詞言うのが恥ずかしくて笑っちゃったんですが。「うふふ、あそびましょう」は本当に無理でした。黒猫さんすごい。京子さんにはなれなかったです。

読んだ本。
『薄妃の恋』
なんかイイハナシっぽい感じがしてすごく好きというわけではないのに、なんとなく続きが気になる。
この巻では、王弁と僕僕先生のあり方を模索してるような気がしました。料理の話の師弟関係であったり、人外と人間の友情や愛情であったりに仮託して。
飄飄薄妃は妄想したらおいしかったです。もし、自分が愛した者の正体が、人外でおそろしいものだったとしたら、その正体を見たいか。美しい面だけ見ていたい。ありのままの自分を見てほしい。どちらも有りだと思う。
まぁ、座木さんは原型になったところでかわいい小動物ですけど。
5年間の話も気になるな。

『ヴォーリズの住宅 「伝道」されたアメリカンスタイル』
居住空間史のレポートのために。
ヴォーリズって、宣教師で近江兄弟社の設立者で、建築家なんですね。すごい経歴。
素敵な洋館に住みたい。

『決起!』
コロヨシ続編。
掃除の秘密だとか過去だとか主人公たちの成長だとか新国技制定の動きとか、黒幕の登場だとか、順当に続編って感じでした。新キャラ登場したり。悠馬可愛い。ニノかわいい。鳴海かわいい。
言葉遣いがところどころ三崎さんらしいと感じることがあった。
なんだか、ひかりの剣思い出しました。
大人の政治的思惑が絡んで、それに巻き込まれて、でも掃除には真摯なところが読んでいて感情移入して苦しくなる。
この世界の地図がほしい。
現実とは別の歴史をもった別の世界の話で、「掃除」という架空のスポーツの話なのに、ついでに言うと私は高校のとき運動部に入ってなかったのに、何故だかもう高校生じゃないし部活はできないんだなぁと寂しくなった。だからこれは青春小説なんだと思う。そういうのがリアリティあると思う。うまく言えないけれど。
見たことも聞いたこともない掃除が読んでるとなんとなくイメージできる。でもそれはたぶん他の人がこれ読んでイメージする掃除とは違う気がする。
「歴史というものは、史料として残っているものがすべてじゃない。裏を読まなければわからない場合もある」って言葉ににやっとした。ですよねー。だから歴史好き。
「相撲」は相撲なのかなぁ。イメージするのは見たことある相撲だけど。違う気もする。
タイトルの意味がわかるあたりもいいね。決起。結帰。
次は世界編かしら。

『メフィストフェレスの誘惑 英国妖異譚番外編 3』
ようやく英国妖異譚読み終わりました。長かった(ブランクが)。次は欧州ですね。
ラストが最後に相応しいと思いました。
キャラや出来事を若干忘れてました。でも、先輩方いいですね。キースも、ローデンシュトルツも。隆聖さんも好きです。アシュレイはやっぱりそうでもない。
シモンが若くて吃驚。なるほど、こうして過干渉、過保護な彼がうまれたのですね。
あ、もしかして私この時のシモンより、というかこの時のアシュレイよりローデンシュトルツより年上なのか。……嘘だろ。もちろん精神的には彼らのほうがずっと大人なのだと思います。
「愛してる」とか「大好きだ」とか言ってるけど、シモンとユウリはBLじゃないと思うんです。ブロマンス。マリみてを百合と思いたくないのと同じ感じ。
「肌を通じて響く心音。伝わる体温。次第に、ユウリは、触れ合った場所から溶け合うように、二人の間の境界線がわからなくなり始めた」
この表現すごく好きだけど、ここだけ抜き出すとほんとBLですね。

『アザゼルの刻印 欧州妖異譚1』
感動の再会、ですね。よかった。
ブロマンス……?
BL読みはしたくないんだけど、コンビとしてシモンとユウリが好きだから再会おめでとうと思うのですが、そのシーンの書き方とかちょっとあざといんじゃないのと思ってしまう。
あざといっていう見方は一歩離れてるからシモンが憔悴してたことに同情するのとはまた別な感じなのですが。
序章の少年がかわいそうで……。アシュレイもっとわかりやすい忠告してあげてよ、と。
でもアシュレイは思ったよりまるくなってた気がしました。わかりやすく解説してくれたし。ナタリーがいて毒舌がふるわなかったからか。
ヴァチカンの神父さんも気になるキャラですね。続きも早いとこ読みたいです。もう何巻か出てますよね。

『春恋。』
先輩がブックオフで売ってたのを見つけて買ってきてくださったので再読。
6年程前に、初めて読んだBLでした。
あの頃とは少し感じ方変わってるのかな。
別れもその先も知ってるから、あのシーンまではページ繰るのつらかったです。
終わり方に違和感あったからwebでの続編も近いうちに読みたい。
恋、って、痛いものなんだなと実感しました。
そしてやっぱりあとがきが好き。バッドエンドは恋を知らないことで、唯一の相手に出逢っているからハッピーエンド。て。初読ではわからなかったけど今はわかります。まぁ、そのネタで書いたこともありますしね。

『ABC殺人事件』
コナンの39巻や有栖川有栖の某作でネタをちょっとだけ知っていたわけなんですが、思ってたのと違いました。推理小説である以上、予想を裏切られたから楽しかったです。
相変わらず、ヘイスティングズ鼻につく。
クリスティーはなのかポアロがなのか分からないけど、心理を重視するから好ましいです。何かしらのドラマとロマンスがあるよね。

『ひとりぼっちのガブ』
『メイはなんにもこわくない』
あらしのよるにの番外編? ふたりの過去話。
図書館で見つけて立ち読みしてしまった。
なんていうか、昔から変わらないなと思いました。
ガブの話は、寂しかった。私が「頑張ったのに正当な評価が得られない話」が読むとつらいってのもあるんですが。もともと群でも爪弾きにされてて、そしたらきっとメイのことが知られたときの仲間からの風当たりも強かっただろうな。悲しい。ただ、この信じられる友達がほしいという記述が伏線というか、叶ってよかったねというか。
メイみたいな人が身近にいたらいらいらするだろうな。見ててハラハラするのに、本人自覚ないし。「オオカミとでも仲良くなれそう」って……まぁ、そのとおりですよね。
最終巻でも思ったけど、オオカミとヤギっての別にして、メイのほうがつよいと思う。精神的に。だからあの言葉が言えて、だから大団円になったのだと思ってる。

『愛は血を流して横たわる』
かけことばになってるタイトルは好きです。英語ならではなので、訳はあれですけど。他にも、これ訳すの難しかったんだろうなと思った箇所が本編中にいくつかありました。
思っていたより読みやすかった。森の中捜索するシーンとか、車で追いかけるシーンとか、読んでて楽しかったです。
論理の収斂はすごいと思いましたが、何回か読み返さないと理解できなかったです。
動機となったあれに関しては浪漫を感じます。あの作家を特別好きなわけでは全然ないのですが。
ところどころに引用される詩句の原典が気になりました。
フェン教授主人公で他にもあるみたいで。ちょっと気になる。

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2012/02/21 (Tue) 未選択 TB() CM(0)

時には昔の話をしようか

実は紅の豚見たことない。

昨日は神戸に行ってきました。
異人館の辺り見てきました。
といっても、中まで入ったのは風見鶏の館と萌黄の館、あとラインの館だけでしたが。
だって全部回ろうとすると高いし……。正直、中身を美術館とかみたいにしないでいいからもっと安く建物だけ見れるようにしてほしかったです。
しかし、風見鶏の館はいいですね。住みたい。
暖炉のある家憧れるー。
暖炉が通路になってたり……というとハリポタが真っ先に思い出されます。いや、魔法とかでなくても、暖炉通って忍び込む推理小説とかあったよね。
萌黄の館も暖炉周りのアラベスク模様が素敵でした。
あと、当時っぽいインテリアも良かったなぁ。
洋館好きがここ最近ひどくなってる気がします。もともとけっこう好きだったんですけど。近くにあると、もっと好きになる。
来月はサークルの合宿で明治村行けるみたいですしね。楽しみです。

ただ、ちょっと残念だったのは、十五番館に行けなかったことです……。いや、外観だけは見てきたんだ……。
貸切で、カフェ営業してなかったんですよ……。
代わりにおいしいケーキ屋さんでケーキ食べたけど、十五番館に期待してたのはケーキの味とかよりも建物ですし……。
またいつか、行けたらいいな。

あと、せっかく神戸まで行ったんだからということで、ブルーローグで服買ってしまった……。
いや、かわいいセットアップがあったから! つい!
先月イノワでジャンスカ買ったのに何散財してるの……。ロリータ服よりは安いとはいえ、普通の服よりは高いし……。
ブルーローグの服、好きです。去年の秋に東京に行ったときと今回しか、お店に行ってないけど、そのたびに買ってしまっている。
ただ、近くにお店あったら本当に散財してしまいそうだからね。このくらいの距離でちょうどいいのかも。
とはいえ、今住んでるところから三宮までは、実家から新潟や長野に行くよりも全然時間もお金もかからないんですよね。しかも神戸のが栄えている。都会っておそろしいなと思いました。
買った服については、同行者に「睦月さんって制服っぽい服好きだよね」と言われてしまった感じのデザインです。紺色ストライプのベスト+スカート。
これでも、セーラーワンピースと迷ってそっち諦めたんですよ?
高校生のときは全然制服っぽい服着なかったのにね。卒業してから制服っぽい服着たくなってます。私服だったから制服的な服に憧れがあるのかもしれませんが。
というか単純に、高校のとき持ってた制服擬きよりずっとかわいいデザインだからってだけな気もする。


読んだ本。
『伊勢神宮 魅惑の日本建築』
日本建築史のレポートのために。終始京大褒めててなんか……うん。著者が京大出身だからって、どうなの。
建築史だからか、神宮の神秘性とかまるで否定されてて、笑った。タタルさん……って思った。

『水底フェスタ』
社会派みたいで、辻村さんっぽくない感じがした。どちらかというと有川浩にありそう。でも屈折した感じは辻村さんだよね。
息苦しくなる。
自意識過剰だけどやっぱり鋭くはないな。
ラストのなんとも言えない痛さ、重さは嫌いじゃないです。でも、後味はそこまで悪いとは思えない。暗示されたその後が割合爽やかだからか。
もう、ミステリではないのかなぁ。

『いるの いないの』
京極夏彦作の怪談えほん。たぶん京極さんの本の中で一番薄い本だと思う。
子供の頃読んでたらトラウマになってた気がする。最後の見開き怖いって!
ちょうどうちの祖父母の家も古くてちょっと暗くて、梁見える部分だってあったし。
絵の構図がちょっと気になったのだけれど、これは猫の視点とかなのかな。それともただ斜めにして不安定な感じ出してるだけ?
いたるところに描きこまれたたくさんの猫が、かわいいけれど不気味でした。
「みなければ いないのと おんなじだ」と京極さんが書くんだなぁと思った。え、じゃあ……。
でも、見えないからいないことにするのと、見ないからいないことにするのは違うのか。後者は存在に気づいてはいるのだものね。

『明治開化 安吾捕物帖』
石の下は結局、なんで殺したのか、石の下に何かあったのか、その後どうなったのか、わからないままで気になる。
風守!! 世界観的に別人なのは分かってるけど。RAIとかないもん。
後の方に収録されてる作品はちょっと微妙だった。犯人特定の論理とかではなく、小説として。ページ数の問題かな。状況解説だけでかなり枚数あるから。

『四畳半神話体系』
京都在住の身で読むと、知ってる場所が出てきて、あの辺かと思って楽しいです。下鴨神社の古本市行ったな、とか。百万遍南西の「まどい」とか出てきてるし……!
猫ラーメンとか恋文の技術にも出てきたような……なかったような……。森見さんの不思議京都は繋がってると思うんだけど、ばらばらに読んでるからよくわからない。
この本のなかでの各話はあのときああしていればっていう関係なのかな。でも登場人物とか事象とか同じところは同じで。
あれか。たとえどういう選択をしたところで、起こるべきことは起こる。順序が違ったり行為主や場所が違ったとしても。っていう運命を示唆してるのか。ダレンシャンみたいな。

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2012/02/05 (Sun) 未選択 TB() CM(0)

今まで有り難う 本当に大好きだったよ ずっと

現在、絶賛試験期間中です。
もう半分は終わったけれども。
レポートの締め切りが約13時間後で、月曜はテストふたつある。
まぁ、ちょっとくらい落としても進級に支障はないのですが。って考えてたらまずいんだろうな。
そのわりにこの一週間本読んでたり、今だってブログ更新してるのでなんとも言えませんが。
私、テスト終わったらデートするんだ……。
と死亡フラグ立ててみます。


さて。
かつくら、ついに出ましたね。
そういえば去年投稿しようかと思ってたのにすっかり忘れてた。
見ていると本が読みたくなって困ります。
脳内積ん読が増えすぎてて。本をあまり買わないので、実際積んでるのは少ないのですが、今度読もうと携帯にメモしてるのがざっと100冊。シリーズ続刊合わせるとたぶんもっと多い。あんまり崩せてなくて、むしろ図書館とかでたまたま見かけた本を読んだりしてるから。
でもサークルの先輩とかの話聞くと積ん読の桁違ってたし。

ところで、ちょっと気になったんですが。
今年はアンケートに伊坂さんいないんですね。なんでだろ。
高里さんは今年の予定、新シリーズと新作読み切り答えてらっしゃるけど、えっと、薬屋は新刊は出る……よね?

呼んだ本。
『お茶と探偵1 ダージリンは死を招く』
お茶とお菓子と料理がおいしそうなのはもとより、歴史的な建物のたくさんある街が舞台っていうのがすごく私好みでした。ミステリなお茶会とか、いいな。
ティーショップの美人な女主人が主人公だし、そういう舞台設定だからパ・マルのシリーズとか坂木司の小説みたいに日常の謎かと思いきや、普通に殺人事件なのね。
でも、探偵役が警察と協力してるわけではなく、むしろ敵対してるくらいだから、毒の種類とか情報が不十分なところがあって、少しあれ?と思った。結局毒に関しては特定されたことによって犯人が分かった感じだったから、そういう構成ってだけかもしれない。
でも純銀って毒検出できるんじゃなかったっけ。注いでからは見られてるから毒入れられないだろうし。うん?
文章の問題で、主語と述語の対応というか、動作主が誰かわからなくなることが何カ所かあったのが気になりました。
若干消化不良な点もあるけれども、お茶がおいしそうで、それだけでシリーズ読みたいです。かなり続刊あるよね。10冊くらい?
ところで、ドレイトンが座木さんぽいイメージです。
恋に血迷っただけなのに殺人犯の疑いかけられた某キャラがかわいそうすぎるww 結局恋も叶わないどころか、そんなだから気づかれてすらなかったし。

『孤島パズル』
ミステリなのに、というのも何かおかしいけれど、ミステリなのに情景描写が詩的だと思います。作家アリスの方ではあまりそういうこと思わなかったけど、たぶんそれは私がそういうことに気をつけて読んでいなかっただけだと思う。今思うと、朱色の研究とか夕陽綺麗だったもん。
いい感じに青春ミステリだなと思います。
あと、引用とか言及とか、有栖川さん教養あってすごいなぁ。ルバイヤートって名前しか知らなかったけど、あんななんですね。素敵。中……中原中也のあの詩も素敵でした。あのシチュエーションであれを朗詠されたら惚れてしまいそう。中原中也ちゃんと読みたいな。ってこれ暗黒館読んだときも思った気が。
この人が犯人だったら嫌だなという人が犯人で、そういう風に思わせる人物描写もたぶんうまいのだろうと思います。
そして、罪を暴く江神さんがとても辛そうで。萌える。もとい、探偵のそういう悲哀が好きです。他人の隠す心の闇をわかってしまうからこその苦しみ。
有栖川さんの文章好き。読み進めるたびにそう思います。

『明治開化 安吾捕物帖』
万引一家まで。
なるほど、原作はこんななのだなと。
紳士探偵結城新十郎、人気者なんですね。敗戦探偵じゃないんだ。
梨江ちゃんはあんまり変わらないような……。ってのも失礼かしら。どこの子かは違うけど、性格はだいたいあんな感じだよね。あ、恋愛要素若干あからさまかも。
海舟とか速水さんとか虎之介さんとか因果とかはまぁ、かなり改変されてて、それなのに私の脳内イメージではアニメのあのキャラの姿と声で再生されてたのでちょっと口調と合わなくて変な感じでした。
海舟が負け惜しみ言って、それを虎之介が尊敬して拝聴する辺りとか、マンネリというか様式美だよな。
密室大犯罪、に出てくる水天宮って、あれですかね。キリリンコロン。

『さよならの次にくる 卒業式編』
探偵も助手も男なのに、伊神さん×葉山くんとはなぜか思えないなぁ。卒業式の話はちょっとそれっぽかったけど。伊神さんはそういうの希薄な感じするから。
葉山くんは助手というか、探偵しようとして結局失敗してる……それこそ、虎之介@安吾捕物帖みたいな。
しかし初恋の人がああだったのに、葉山くん男としてそれでいいわけ? とちょっと思った。

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2012/01/30 (Mon) 未選択 TB() CM(0)

butterfly 今日は今までの どんな時より 素晴らしい

物心ついてからずっと、この日は雪の日が多かったという話を聞いていて、実際この頃に雪がない記憶はなくて。
でも、今年は雪が影もかたちもないんですよ。なんだか不思議な気分です。
というわけで昨日は私の誕生日でした。
だからタイトル「今日」じゃない、よね。

前回の日記で書くのを忘れていたけど。
そういえば、先日、心斎橋にお買い物に行ってきました。サークルの先輩と一緒に。
イノワ、BABY、メタモなど、いろいろまわって。
素敵な街ですね。というか素敵なお店ですね、かな。
夢みたいでした。
そして買ったのは、イノワのクラシックショコラジャンパースカート。ミント色。
かわいいし、まだ落ち着いた感じだけれども、着る機会を模索してます。いくらなんでも普通の日に大学に着ていける服じゃないもん。
あと、心斎橋では素敵な近代建築のビルにも行ってきました。中に美容院とか雑貨屋さんとか入っていて。そこの古本屋さんの品揃えが統一感あって素敵でした。サブカル系というか、オシャレな感じ。


読んだ本。
『摩天楼の怪人』
初島荘。二次創作とかでキャラは知ってたけど。
最初はとっつきにくかったけど、過去パート辺りから引き込まれました。
建築物好きなので楽しかった。まぁ、高層ビルはちょっと趣味とは違うんですが。あの写真は模型だよね? 本当にこんなビルがある……はずはないか。
地下帝国の場面とかすごく興味深く読めました。
オペラ座の怪人モチーフも好き。といって、舞台も映画も見たことなくて、ジュブナイル版読んだだけなんですが。
ジェイミーさんといきなり仲良くなっててちょっと違和感ありました。
一番好きなシーンがミスディレクションの部分だったので、なんかもやもや。

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2012/01/21 (Sat) 未選択 TB() CM(0)

でも君がいなければ いなければ

最近しばらく考えてたのだけれど、ようやく分かった。
朝丘さんとかが書く「恋愛=相手を幸せにするもの」に対する違和感。
私は、「あなたが幸せなら私も幸せ」よりも、「あなたの幸せが私に起因するものだとしたら幸せ」という方が感覚としてしっくりくる。
なんともエゴイスティックですが。
だって前者だと、あなたの隣にいるのが私じゃなくても、あなたが幸せなら私はそれでいい、ってなりかねない。私は恋愛がそんな風に無私の愛であるとは信じていない。
というか物語の恋愛は成就することを指向して書かれてるから、そういう考えだともどかしい。
言座でそういうの書いた気もするけど。その度に反論も書いてた気もするけど。

さて、冬アニメもいろいろ始まってますね。積んでるのは多いですが。テルマエロマエがなんか普通のアニメっぽくなくておもしろい。
あと、ちゃんと見てるのはAnotherくらいでしょうか。
アニメ見ながら、あぁ、ここが伏線だったんだなと思ってます。しかしあのネタはこの見せ方で大丈夫なのか…。だって明らかに……。
そして原作読んだときは気にしなかったけど、人形屋さんにシャム双生児の人形があって、あの二人を思い出しました。好きなモチーフなんだろうな。
思えば、2年くらい前にAnother読んだのがはじめての綾辻作品で、そこから館シリーズとか読んでいって、なんだかんだあって今に至るんだなと思うと感慨深いですね。

読んだ本。
『Xの悲劇』
私やっぱりクイーン苦手かもしれない。読むのにすごく時間がかかる。
法廷シーンは楽しかったですけど。
「比類なく神々しい時間」の元ネタはここだったんですね。

『火曜クラブ』
短編だし、読みやすかったです。
マープルさんは敵にまわしたくないと思いました。
20世紀初頭のイギリスの保守的な村でという時代性がおもしろい。近代的な建築家への偏見だとか。
一番犯人らしい人が犯人なんだなと思いました。動機もだいたい三角関係か遺産相続だよね。

『Yの悲劇』
ジャッキーがなんで13歳なのにあんなに幼いのかずっと気になってた。13歳って分別のない悪戯小僧だとしても、もうちょっと違うことするんじゃないの?
あと、ハッター家の病気って何なんだろ。こういう系だろうと予想してはいるけど、それが精神に影響するものであるのかわからない。たぶんしないと思う。遺伝的に優性と悪性の人種があるみたいな記述は興味深かったです。悪い血って本気で言ってる。いかにも昔っぽい。
ただ、Xの方が犯人を告げられたときの驚きが大きかったです。こっちは、そう言われたら納得するのだけれど、だからこそそこまで意外でもない。読み手の心理的要因もあるのかもしれないけど。
あと、『X』ほどタイトルと事件との関連がなかった気がする

『オーダーメイド殺人クラブ』
辻村さんが書く中学生にしては、だいぶ痛さがなくなった印象。どちらかというと桜庭さんっぽいかも。そんなによく知らないけど。
いや、自意識過剰なのはそうなんだけど、張りつめたような、触ると切れそうな、鋭い感じの痛さではない感じがしました。
私が年をとったからそんなに痛みに感情移入できなくなっただけかもしれない。
読んだ本の蓄積、スタートラインの違い。世の中にあるたくさんの本を、読み切れることはないのだろうという絶望。それが、自分の現実に即して、刺さった。
最後まで読んで、だから嫌いだったんだなと納得というかなんというか。
普通に中学生の恋の話で、なんとなくそうかと思ってたけど、収まるところに収まってよかった。
ラストがスロウハイツ彷彿とさせる感じで。そういえばチヨダコーキの名前出てきてましたね。

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2012/01/19 (Thu) 未選択 TB() CM(0)