お久しぶりです。
最近ブログの更新すら滞り気味ですね。申し訳ない。
ツイッターで呟いちゃったり、ブログに書くようなことがない日々をすごしてるからだと思います。
ええと、今は春休みで。毎日家でごろごろしたり本読んだり買い物に行ったりしてます。あとアニメ消化してます。
この前、サークルの同回生で飲み会がありました。何故かでしゃばって幹事のようなことやってしまって。手際悪くて申し訳なかったなと思いました。
二次会でカラオケに行ったんですが、皆がアニソンボカロバンプポルノ他メジャーな曲歌って盛り上がってるなか、空気を読まずに眩暈坂と桜花ノ理を入れたのが私です。下手なくせに声色変えたりして。一応読者サークルだから、皆京極(少なくとも姑獲鳥は)読んでて、ある意味盛り上がりました。逆に皆知ってるからこそ台詞言うのが恥ずかしくて笑っちゃったんですが。「うふふ、あそびましょう」は本当に無理でした。黒猫さんすごい。京子さんにはなれなかったです。
読んだ本。
『薄妃の恋』
なんかイイハナシっぽい感じがしてすごく好きというわけではないのに、なんとなく続きが気になる。
この巻では、王弁と僕僕先生のあり方を模索してるような気がしました。料理の話の師弟関係であったり、人外と人間の友情や愛情であったりに仮託して。
飄飄薄妃は妄想したらおいしかったです。もし、自分が愛した者の正体が、人外でおそろしいものだったとしたら、その正体を見たいか。美しい面だけ見ていたい。ありのままの自分を見てほしい。どちらも有りだと思う。
まぁ、座木さんは原型になったところでかわいい小動物ですけど。
5年間の話も気になるな。
『ヴォーリズの住宅 「伝道」されたアメリカンスタイル』
居住空間史のレポートのために。
ヴォーリズって、宣教師で近江兄弟社の設立者で、建築家なんですね。すごい経歴。
素敵な洋館に住みたい。
『決起!』
コロヨシ続編。
掃除の秘密だとか過去だとか主人公たちの成長だとか新国技制定の動きとか、黒幕の登場だとか、順当に続編って感じでした。新キャラ登場したり。悠馬可愛い。ニノかわいい。鳴海かわいい。
言葉遣いがところどころ三崎さんらしいと感じることがあった。
なんだか、ひかりの剣思い出しました。
大人の政治的思惑が絡んで、それに巻き込まれて、でも掃除には真摯なところが読んでいて感情移入して苦しくなる。
この世界の地図がほしい。
現実とは別の歴史をもった別の世界の話で、「掃除」という架空のスポーツの話なのに、ついでに言うと私は高校のとき運動部に入ってなかったのに、何故だかもう高校生じゃないし部活はできないんだなぁと寂しくなった。だからこれは青春小説なんだと思う。そういうのがリアリティあると思う。うまく言えないけれど。
見たことも聞いたこともない掃除が読んでるとなんとなくイメージできる。でもそれはたぶん他の人がこれ読んでイメージする掃除とは違う気がする。
「歴史というものは、史料として残っているものがすべてじゃない。裏を読まなければわからない場合もある」って言葉ににやっとした。ですよねー。だから歴史好き。
「相撲」は相撲なのかなぁ。イメージするのは見たことある相撲だけど。違う気もする。
タイトルの意味がわかるあたりもいいね。決起。結帰。
次は世界編かしら。
『メフィストフェレスの誘惑 英国妖異譚番外編 3』
ようやく英国妖異譚読み終わりました。長かった(ブランクが)。次は欧州ですね。
ラストが最後に相応しいと思いました。
キャラや出来事を若干忘れてました。でも、先輩方いいですね。キースも、ローデンシュトルツも。隆聖さんも好きです。アシュレイはやっぱりそうでもない。
シモンが若くて吃驚。なるほど、こうして過干渉、過保護な彼がうまれたのですね。
あ、もしかして私この時のシモンより、というかこの時のアシュレイよりローデンシュトルツより年上なのか。……嘘だろ。もちろん精神的には彼らのほうがずっと大人なのだと思います。
「愛してる」とか「大好きだ」とか言ってるけど、シモンとユウリはBLじゃないと思うんです。ブロマンス。マリみてを百合と思いたくないのと同じ感じ。
「肌を通じて響く心音。伝わる体温。次第に、ユウリは、触れ合った場所から溶け合うように、二人の間の境界線がわからなくなり始めた」
この表現すごく好きだけど、ここだけ抜き出すとほんとBLですね。
『アザゼルの刻印 欧州妖異譚1』
感動の再会、ですね。よかった。
ブロマンス……?
BL読みはしたくないんだけど、コンビとしてシモンとユウリが好きだから再会おめでとうと思うのですが、そのシーンの書き方とかちょっとあざといんじゃないのと思ってしまう。
あざといっていう見方は一歩離れてるからシモンが憔悴してたことに同情するのとはまた別な感じなのですが。
序章の少年がかわいそうで……。アシュレイもっとわかりやすい忠告してあげてよ、と。
でもアシュレイは思ったよりまるくなってた気がしました。わかりやすく解説してくれたし。ナタリーがいて毒舌がふるわなかったからか。
ヴァチカンの神父さんも気になるキャラですね。続きも早いとこ読みたいです。もう何巻か出てますよね。
『春恋。』
先輩がブックオフで売ってたのを見つけて買ってきてくださったので再読。
6年程前に、初めて読んだBLでした。
あの頃とは少し感じ方変わってるのかな。
別れもその先も知ってるから、あのシーンまではページ繰るのつらかったです。
終わり方に違和感あったからwebでの続編も近いうちに読みたい。
恋、って、痛いものなんだなと実感しました。
そしてやっぱりあとがきが好き。バッドエンドは恋を知らないことで、唯一の相手に出逢っているからハッピーエンド。て。初読ではわからなかったけど今はわかります。まぁ、そのネタで書いたこともありますしね。
『ABC殺人事件』
コナンの39巻や有栖川有栖の某作でネタをちょっとだけ知っていたわけなんですが、思ってたのと違いました。推理小説である以上、予想を裏切られたから楽しかったです。
相変わらず、ヘイスティングズ鼻につく。
クリスティーはなのかポアロがなのか分からないけど、心理を重視するから好ましいです。何かしらのドラマとロマンスがあるよね。
『ひとりぼっちのガブ』
『メイはなんにもこわくない』
あらしのよるにの番外編? ふたりの過去話。
図書館で見つけて立ち読みしてしまった。
なんていうか、昔から変わらないなと思いました。
ガブの話は、寂しかった。私が「頑張ったのに正当な評価が得られない話」が読むとつらいってのもあるんですが。もともと群でも爪弾きにされてて、そしたらきっとメイのことが知られたときの仲間からの風当たりも強かっただろうな。悲しい。ただ、この信じられる友達がほしいという記述が伏線というか、叶ってよかったねというか。
メイみたいな人が身近にいたらいらいらするだろうな。見ててハラハラするのに、本人自覚ないし。「オオカミとでも仲良くなれそう」って……まぁ、そのとおりですよね。
最終巻でも思ったけど、オオカミとヤギっての別にして、メイのほうがつよいと思う。精神的に。だからあの言葉が言えて、だから大団円になったのだと思ってる。
『愛は血を流して横たわる』
かけことばになってるタイトルは好きです。英語ならではなので、訳はあれですけど。他にも、これ訳すの難しかったんだろうなと思った箇所が本編中にいくつかありました。
思っていたより読みやすかった。森の中捜索するシーンとか、車で追いかけるシーンとか、読んでて楽しかったです。
論理の収斂はすごいと思いましたが、何回か読み返さないと理解できなかったです。
動機となったあれに関しては浪漫を感じます。あの作家を特別好きなわけでは全然ないのですが。
ところどころに引用される詩句の原典が気になりました。
フェン教授主人公で他にもあるみたいで。ちょっと気になる。
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