ご無沙汰しております。
いつのまにか2020年になっていて、遠いと思っていた未来がいつの間にか今になってしまっている慄きでいっぱいです。
このブログの惨憺たる有様を見てわかるとおり、昨年は読書の記録をあまりつけていなかったのですが、ここ何年かやっているので、1年の読書に関するまとめを。
記録がある・思い出せる限りで2019年の読了冊数は90冊でした。うち、再読を除くと85冊。
覚えていないのがもうちょっと増えるかも?
とはいえ、100冊はなかなか遠いですね……。
12月にラノベを30冊くらい読んだからこの冊数になっているので、なおさら。
2019年の読書的トピックといえば、「うちの執事の言うことには」映画化でしょうか。
10年以上大好きな高里先生の作品が実写化ということで戦々恐々としてました。
それに伴なっていろんなキャラにスポットライトをあてた短編群を発表してくださって、原作ファンへの対応が手厚くてありがとうございますって感じでした。
デビュー20周年の年に薬屋の新刊は出なかったけど、なんといっても2020年は薬屋元年なので、何かしら動いてほしいなと期待してます。3月になったら栃木に聖地巡礼とか行こうかしら。
結婚パーティーのときに参加してくれたみんなの愛読書を読んでコメントを書くという、今思い返すとなかなか大変なことをしたのですが、それで新しい作家・作品との出会いがありました。
そのときに読んだ中では「星は、昴」と「マルドゥック・スクランブル」が特におもしろかったです。でもヴェロシティが破滅に向かう予感しかなくて2冊目までしか読めてない……。
ほかには、やっぱり十二国記ですかね。
大学生の時に読んだときにはそこまではまれなかったけど、新刊が出るというので前回読んでなかった「魔性の子」「黄昏の岸 暁の天」含めて読み返してみたら、めちゃくちゃおもしろいですね……?
「白銀の墟 玄の月」読み終わって泣いた。魔性の子を経た泰麒の強さがつらい。
あと、上にも書いた12月にラノベを一気読みしたのがコバルト文庫から出てる「風の王国」シリーズでした。
十二国記読んで、ほかにも中華系少女小説読みたい…もっと軽いもの…ってなって手に取った作品。
7世紀に実在した唐から吐蕃に輿入れした公主が主人公で、政略結婚の相手と恋に落ちて…という王道な感じで始まるんですが、結構政治的な要素が多めでおもしろい。
そして先に実在の人物のほうのWikipediaを読んでしまったので、主要キャラクタが死ぬことをネタバレされてしまい、良く描かれれば描かれるほど死までのカウントダウンがつらかった。
チベットとウイグルの違いとか位置とかちゃんと認識してなかったし、読んでもぼんやりとしているけれども、おもしろかったです。
全巻読んだ後で改めてWikipediaでチベット史読んで、え、この人も実在するんだ!?って驚きがいくつもあった。
上記の冊数にはマンガは含んでいないんですが、小説よりもむしろマンガを読んだ1年だったと思います。
読んだ量も私にしては多かっただけでなく、おもしろい作品と多く出会えた印象です。
年末年始に「BANANA FISH」を読んだのから始まり、「七つ屋志のぶの宝石匣」「メタモルフォーゼの縁側」「違国日記」「長閑の庭」「舞姫テレプシコーラ」「地球へ…」「桜蘭高校ホスト部」「下天楼」「木曜日のフルット」「ランウェイで笑って」などなど、新旧おりまぜていろいろと読みました。
特にはまったのが「パタリロ!」文庫版全50巻で、新婚旅行の飛行機の中で読んで怖さを紛らわしてました…。
あと明治カナ子の「坂の上の魔法使い」三部作がすごくよかった!
人に薦めたいマンガです。ファンタジーであり、BLであり、それだけではない愛の物語で、とても良かった…。
だいたいはKindleで読んだので、電子書籍は特にマンガを読むのに便利だなぁと思ってます。
なにより、1巻読み終わって続きが読みたいってなったらその場で買えるのが……おそろしいですよね。
そんな感じの2019年だったわけですが、今年こそは100冊読みたい(って毎年言っている気がする)し、ちゃんと読んだ本の記録をつけるようにします。
本年もよろしくお願いいたします。
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