「じゃあ…またね。」
というわけで、今日は卒業式でした。
予想通り全く涙もなく終わりましたよ。
実際、クラスの半数の人とは月曜日の打ち上げで会えるでしょうし、来週は離任式なので、そこでも会える人はいるんじゃないかな。
あ、彼女と写真撮るの忘れてた!っていう後悔はね、いろいろあるけどね。
写真は大事なのですよ。今日は皆、振袖だったり袴だったりでしたから。
かくいう私も、桜模様の藤色の振袖にピンクの袴を着てました。着物って綺麗だけど、着てると疲れますね…。
卒業証書もらうとき、壇上で転びかけましたし。いや、それは着物というか草履のせいだから。
着物の裾や袂踏んで転んだのは、式後諸事情によって階段を上り下りしたときでしたから。
卒業の話をたくさん書いてきたけど、やっぱりフィクションのほうがロマンありますよね。身も蓋も無いですが。
だって第二ボタンとかないし。男子スーツだからさぁ。まあスーツはかっこよさ2割増し(当社比)だけど。
そういえば、今年は男子で紋付き袴の人いなかったなぁ…。残念。
というわけで、リアルの不完全燃焼感を小説で発散するつもりです。
……地震の影響が落ち着いたら。
たぶん今年は4月4日には書けない気がするんですよね。
引越し直後くらいなので。
そういえば結局、卒業アルバムには例の写真が載ってしまいました。比較的大きめなサイズで。
アリスとメイドとか。あの部分だけ異空間だよー。
自意識過剰なのかしら。
そんな雰囲気とは無関係な、昨日までで読んだ本
「そして、だれも…」
星新一のショートショートです。再読、再々読くらい?
ブラックなところが好き。
「貴族探偵エドワード 萌葱の野原を駆けるもの」
マイカ君かわいいなぁ!
マイカ君を好きになるにつれて、プライスさんを好きになっていっている気がします。
素敵な恋の話でした。あ、恋にはマイカ君は関係ないです。
ハッピーエンドだろうと思って、安心して読めました。
「おとぎのかけら 新釈西洋童話集」
怖かった…。
「本当は怖いグリム童話」とか「断章のグリム」とか今までにも読んでたけど、それを上回るリアルな怖さ。
だって、ありそうな話なんだもん。
白雪姫の話が一番怖かった。原作も怖いけどさ、白雪姫は。鉄の靴で死の舞踏、というモチーフが…。
闇を覗き見るような話は好きなんですが。
ハーメルンの笛吹き男も怖かったっちゃ怖かった。虫のあたりぞわってなった。
ただ、ハーメルンって自業自得の話じゃないですか。『約束は守らないといけない』という教訓が織り込まれてる気がする。
だから、主人公というよりも、主人公の恋人がかわいそうで仕方なかった。完全にとばっちりじゃん。
「行ってみたいな、童話の国」
どれもエロかった。…訂正。淫靡だった。官能的?
確かにこれは子供には聞かせられないわ。
克明に描写すれば、そこらのBL小説よりハードだと思う。
でも好きだな、長野さんのこの作風。
あれだよね、鼠に鼠を喰われたんだ。
鼻と樹液は比喩……だよね?
子供好きってそっちの意味か。…うん、そうだろうな。
このハンメルンは楽しかったです。
かわいそうなのは子供たちだけど、自業自得感は皆に共通だからな。
ブランケットは絶対美青年だと思う。
ブランケットとセスの夜の話ちょっと読みたかったな(笑)
もう私は異類婚姻譚好きすぎるんじゃないかと思うわ。
それは愛なのか。本人がそう思ってるならそれは幸せなのかもしれないけど…。
怖いよ。「にんじん」
元の話知らないから、余計に。
セスは被虐趣味で、ピノは無邪気なだけだとカテゴライズできるんだけど、にんじんはいまいち分からないのも怖さの一因だと思う。
こういう人たちのこと何ていうんだっけ。魔性? 淫魔?
男を虜にして快楽を好む、みたいな。言葉として近いのはビッチかなぁ。
長野さんってこういう人書くのうまいですよね。もちろん褒め言葉です。
こういう、快楽至上主義者の話は、意外と好きです。気持ちが揺れてるわけではないからかな。というか、こっちが誰かとの組み合わせにはまる前に当人がそこに執着せずに動いてるからかな。
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