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2025/03/16 (Sun)

『隠された神々 古代信仰と陰陽五行』

思うところあって、このブログを本とか、そのほかの作品の感想をメインに書く場所にしていくつもりです。今までTwitterで書いていた読了記録をこちらに移行するイメージ。Twitterより簡便性には欠けるので、いつまで続くかは謎ですが(そうやって予防線張るのよくないね)

というわけで以下、吉野裕子著『隠された神々』の感想です。
フィクションではなく、かといって研究書というにもかっちりしてない人文系の本。こういうジャンルをなんていうのかあんまりよく知らないんですが。
河出の企画で、長野まゆみが紹介してたので気になって読んでみました。長野さんが紹介してたのは河出から復刊されてたやつだけど、図書館にあったのが人文書院から出てたやつなので、もしかしたら追記とかあると違うのかも。

ざっくりした感想は、
イメージは綺麗だし、大筋としては印象的に(あるいは感情的に)納得できるけれども、論証がそんなにはきっちりしていないので疑問とフラストレーションがたまっていく。「隠されているから表の記録には現れないんだ」って言われたらまぁそうなのかもとは思うけど。
小説(たとえばQEDシリーズ)とかでやるならともかく、そうでないならもっと論理的に納得いく説明がほしい。

あらすじ……というか、要旨になるんだろうか、この場合。
・古代日本では太陽の運行から類推した東西軸が神聖視されていた。神は東の常世から来て、西の他界へと去る。人の生死も同じ。その境界では穴(疑似母胎)に籠って出ることが必要。
・天武・持統期に東西軸の神聖視が南北軸の神聖視に取って代わられた。中国渡来の陰陽五行思想の影響。
・古墳とか宮・都の位置や時期は南北崇拝・陰陽五行思想によるもの。
・その頃整えられた伊勢神宮は、日本の古代思想と中国の哲学(太一陰陽五行思想)が集合したもの。内宮は太一(北極星)で外宮が北斗。

全体的に、特に前半は、「古代日本(人)」っていうけどそれは何時の何処の誰のこと?みたいな疑問が強かった。
古代日本って言っても、大和と日向と出雲と河内でもそれぞれ違う信仰を持っていたのだし。いわんや東北・北海道・沖縄をや。と、私は思っているのだけれども。
沖縄(たぶん現代に近い)の祭祀儀礼なんかを例にもってきて「古代信仰形態が今もなお残存する沖縄」みたいなことを書いているけど、古代(少なくとも7世紀より前)は、沖縄は日本ではなかったじゃん、って思ってしまう。沖縄は確かに古い祭祀儀礼を残しているだろうけれども、それが古代日本(たぶん大和あたり)のものと同じであるかは何も注釈ないよね?「太陽の洞窟」に関しては、まぁ天岩戸のイメージ重ねたいんだろうな……というのは思うけれど。
古代日本の信仰が残ってはいないから、近くで古い儀礼の残るところから類推しているというのならそれはよくあることなのでいいんだけれども、まるで「沖縄の御嶽・蒲葵が正統であって、本土の神社・神木の杉や松はその代用」みたいに書かれると、首をかしげる。似たような信仰を持っていてけれど細部は違うのだというなら構わない……と思うのは、私の中のナショナリズムの仕業なのでしょうか。

あと、初出が新書だからかもしれないけど傍証(ともいえない事例)を積み重ねるだけで論証としているのがすごく引っかかるし、私は素直なアホなので「~と考える」「~と思う」みたいな書き方されてると、ただの感覚的な連想や想像でしかないのかと思ってしまうところがある。
神社や都の位置や伝承を論拠に引用するときも、その妥当性の検証には特に触れていない(沖縄の例がたくさん出てくるのもこういうところがある)のも、それを書く時点で検証して使えるから出しているんだと思うんだけど、書かれていない部分は読者にはわからないので、本当にそう言えるの?って疑ってしまう。批判的な読み方以前の問題として。

文句ばっかりもあれなので、おもしろかった部分。
日本人は擬き・見立て好きというのはまぁ感覚としてはわかるし、祭りとかも天上の星の進行の地上での再現だってのはそれが本当かは別として美しいので好きです。
神事で巫女が神と交合して、自身が胎児の神となり母胎から現れるイメージとかも良い。

東―神界・西―人間界という構造が入れ子のようになっているという話はすごくおもしろくて、本州最長の東西の線が鹿島と出雲の間に引けて、だから鹿島の神であるタケミカヅチが出雲に国譲りの交渉に来たんだ、とか。
古代信仰の話で経緯線の話とかするの、フィクションの内部ならともかくわりと眉唾と思ってて引いてしまうんだけど、そこに繋げるのかって納得したので。

すごく納得したことはもう一つあって、鼠の神聖視が現実の動物の鼠ではなく、十二支の子、つまり陰陽五行思想での子=北(太極)・冬至・一陽来復が重要なポイントだっていう話。

ただ、日付や方位や時刻を表す十干十二支がどれだけ切実に信仰的に重要なものとしてとらえられていたのだろうというのは疑問。六曜だって仏滅とか大安とかいうけれども、その吉凶の意味は後付けであるわけだし。
なんか、私自身の考えとして、フィクションでのファンタジー的なものは好きだけれども、現実の歴史学においてそういったものを重視しすぎているものはあまり好きじゃないんだろうな。

高松塚については、位置はともかく、壁画の話は、星と女性群像の色についてだけでたとえばその顔の向きとか、あるいは男性群像については特に説明されてないので、伏線を使いきれていないということはその推理は間違っているのでは……という犯人当て脳。

伊勢神宮も別に太一と北斗が習合されているのはそうなのかもしれないとは思うんですが。
御被の屋形文・車文とかの話はそれっぽいし。
ただ、由貴/悠紀が輸璣で北斗で、豊受の名前も豊璣で北斗の神だってのはさすがにどうかと……。主基が次というのも適当な感じするし。とはいえ、由貴/悠紀が豊受/止由気からきている名前というのは何となくわかる。この辺は読んでてなんか仮定と結論がループしている気がした。
あと、悠紀・主基に播磨とか丹波が多いのは西北とかじゃなくて都から近くて経済規模というか収穫量が多いからみたいなもっと現実的な理由があったのではないか。

なんというか後半の話は、中国哲学との習合で祭りとかが以後あるようになったというなら、習合以前のかたちをある程度見せてほしかったという気持ちはちょっとある。
白鳳期は確かに古代だけど、伊勢信仰や天皇家の大嘗祭はその頃突然始まったのではなく、整えられただけだと思うので。より古い形態を知りたい。

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「純黒の悪夢」

早速、見てきました。
最近のコナンの映画の中では、一番よかったかもしれない。
……って、これ去年も言ってたような気がするのですが。
でも、改めて思うと、去年の映画はキャラ萌えだけで、実際は微妙な部分が多かったな、と。キッドはかっこよかったけど。
今回のは、突っ込みどころはそりゃもうたくさんあったのだけれども、イラッとすることはあまりなくて。とても良かった。

熱く滾っているうちに感想を書いていきます。
ネタバレあります。

アクションがとてもよかったです。
推理とか殺人事件とか特になく、スパイアクションだった……。
だから、説明されてないところとかあるし、その辺は若干もやっとするのだけれども。尺足りなかったのかな。
でも、近年の映画のように、しょぼい謎やつまらない推理や、ありきたりの犯人の独白と説得なんかでお茶を濁すよりは、いっそこんな風に振り切ってしまった方がよいのかもしれない。
とはいえ、(アニメはともかく)一応推理ものの作品と認識しているので、毎年こういうのが続くと寂しいなとは思うのですが。
以前知人と話していたことがあるのだけれども、コナンは長く続きすぎて、キャラクタも増えてたくさんの要素があって、最近の映画はそれを欲張りすぎているのだから微妙だったのかもしれない。今回の映画は潔いまでに物語やキャラクタを絞っていて、それが功を奏したのかなと思いました。
あとアクションも、コナン・蘭以外に動ける人がいたからその辺がチートになりすぎず派手にできたし、おもしろくなったんだろうな。

まぁ、コナンである必要は薄めではあったんだけれども、組織の話をわりと最近判明したところまで入れてきていたので、ゲストキャラメインとはいえコナンの世界観の話ではあったし。
ある程度は、櫻井さん脚本だからしょうがないんだろうなあという感じだけれども、前2作(絶海と向日葵)よりはちゃんと「コナン」だったと私は思う。

あと、私はその道のプロフェッショナルの人たちが互いに最善を尽くして何か共通のことを成し遂げたり、対立して鎬を削ったりする物語が好きなのですが、特に映画後半はその“プロ感”が強くてとてもよかったです。 

ところで、タイトルからまじ快のナイトメア氏連想してたんですが全く関係なかったですね。脳に何かあるくらい?

詳しくは続きから。
ネタバレがっつりしてます。


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つづきはこちら

物語(というか演出?)の焦点を絞ったというのは、前述したように推理ではなくアクション映画になっていた、ということですが、次はキャラクタについて。
個人的な見解かもしれないんですが、
今回のヒロイン、(蘭ではなく)灰原でしたよね?
確かに蘭も出ていました。けれど、出ていた時間も少なかったし、活躍もあまりなく現場にいただけ。驚異的なアクション能力を発揮することもなければ、敵に囚われたり爆発に巻き込まれたりすることもなかった。あの現場にいただけでも十分ピンチだっただろうとは思いますが。ただ、ヒーロー=コナンの意識としては、彼女がそこにいることを知らなかった。彼女を助けるために行動を起こしたのではなく、個人的に大切な人ではなく「危険な目に遭いそうなたくさんの一般人」を助けるために頑張った話でした。いや、もちろん探偵団の面々が一番危険にさらされていたし、それを助けたいという思いは強かったと思うのですが。
最近の蘭は(精神的・身体的な)強さがインフレしすぎていたから、これくらいでいいかなと思う。

あと女性主人公という意味ではゲストキャラであるところのキュラソーなのですが、キーパーソンではあるけれどもゲストキャラなので当然というかなんというか……。ゲストキャラの癖に思った以上に出張ってくるな、と思いました。探偵団との交流も、その結果としての最期もとても良かったです。あとゲスト声優の質ってやっぱり大事だな、って。

さて、灰原です。
今回彼女は、キュラソーが組織の人間なのではないかということに気づき、大切な友人たちを危険に遭わせまいとしていました。そのために事件に深入りしようとするコナンを止めようとするのですが、コナンの「(自分の運命から)逃げたくない」という台詞に心動かされて、追跡眼鏡をかけて追ってきて、探偵団の3人を助けようとする……。
レギュラーの女性キャラクタの中で、一番頑張っていたと思うんですよね。
そして、組織から逃げてきて、組織を恐れている彼女が、行動をとるまでの葛藤とかを想像すると、胸が熱くなります。ピスコの事件を思い出した。眼鏡かけてたし。
なんていうか、彼女は「灰原哀」としての第二の人生が、とても大切なんだろうなって。昔から情に厚い人というか、お姉ちゃんとか大切な人をすごく大切にする人だったのだろうとは思うのですが、コナンがそこに逃げない勇気を与えたというのがとても好きです。
組織の話になったときに、コナンと一緒に戦えるのは灰原なんだよね。蘭は強いけど、新一にとってはあくまで守りたい人なので、危険なことからは遠ざけたいから。


次は“プロ感”について。
これは完全に近年の映画に対する消化不良な点だったんですね。
コナンはヒーローだし、映画では特に超人的な能力を持ってしまうので、かっこよくてナンボだと思うんですよ。でも、周りにいる少年探偵団や蘭が出張ってきて犯人を説得したり制圧したりするのは、やりすぎだと思う。彼らはあくまで「ヒーロー」ではなく、一般人なんです。プロの舞台に素人が突然やってきて、踊り始めるみたいな。確かに頑張っているけれども、私が見たいのは技術と自負に裏打ちされたプロの技なんだ、みたいな。
名探偵対名犯人という意味でも、最近は若干犯人側が力不足だったというか、コナンがチートすぎたというか……。もっと、美学を持っていた初期犯人みたいな人が見たかった。気に入らない自分の建築物を爆破する建築家や、プライドを持っていた仕事を馬鹿にされ能力を奪われて逆切れするソムリエみたいな人が。

で、今回ですが。犯人、いないんですよね。
殺人事件とかは特に起こっていないので。
「敵役」は黒の組織です。ジンとウォッカとキャンティとコルン。あとベルモット。原作でも最大の敵だし、相手にとって不足無しという感じでしょうか。「プロ」の殺し屋(?)ですし。

一方の味方もプロでした。
FBIの赤井秀一と、公安の安室透。
過去の経緯からくる個人的な怨恨とか敵対意識とかあるのかもしれないけど、共通の敵である組織に対して、コナンを含めて3人がそれぞれのベストを尽くそうとするのがとても格好良かったです。プロフェッショナルの大人って格好いい。
89巻読んだ時点では、二人の間に過去何があったか明確ではないし(スコッチの死に関係あるのだろう、くらいしか)、観覧車の上で殴り合うのはさすがに場所と場合を考えろよ、ってなりましたが。この二人が顔合わせたの来葉峠でのしか知らないので、そこまで険悪だったのか謎なんですよ。組織にいた頃、スコッチの生前は3人で組んでいたみたいですし。
アニメ派の人はもっと謎だったのではなかろうか。もう少しそこは説明がほしかったけど本筋に絡みそうだし難しいのだろうな。
あと単純に萌えたよね。CP的な意味で。男性同士が強い感情をぶつけるのはそれはたとえ性行為がなくてもBLだと思う。というわけであの殴り合いからの協力はとても良かった。拘束されていたときに助けたのも。でもなんであんな場所で殴り合い~(略

ところで、安室が松田刑事の名前を出してて、「え!?」ってなりました。
観覧車、爆弾というキーワードで脳裏に若干浮かんでいたけど、そこ繋がるのか―。警察学校の同期って言ってましたっけ?
枝葉末節ではあるのだろうけど、映画で新情報出てくるのはほぼ期待していなかったので。
ただ、映画館で隣に座ってた女の子たちが「あの人誰?」みたいな反応で、そりゃそうだよなと思いました。
欲を言えば、彼の名前出して観覧車で事故起こすなら、佐藤刑事の反応見たかった。EDとか画面端とかで何かあったのかなー。なくても胸中想像すると楽しいですね。

プロといえば、警察庁の公安と、警視庁のおなじみの面々の間での、縄張り争いというかも警察ものっぽくて楽しかったです。警察小説によくあるやつだ、って。最近ドラマ作家アリスで見たぞ、って気もした。

少年探偵団について。
今回、事件というか組織との対決にはほぼ出てきませんでした。それは「プロの領域」だからだし、コナンと灰原が彼らを危険から遠ざけようとしていたのだから当然なんだけれども。
でも、彼らの働きが物語を動かしたし、結果的に彼ら自身を含む多くの人を救った。最初は何余計なことしてんだと思ったけど(笑)
ベタだけれども、無邪気な子供たちとの交流が彼女にあたたかい思い出を残して、それが大きな選択に至らしめたのと、コナンが風見さんに言った台詞がそれを象徴していてとても良かった。
病院でキュラソーと遊んでいたのがオセロだったのは、伏線というか象徴的なあれだったんだよね。黒の彼女が、子どもたちを介して白になる。イルカのストラップも。
それはそれとして、小学生でコネを覚えてしまうのはさすがにどうかと思うよ。

キュラソーの能力。
結局説明されず、御想像にお任せくださいって感じで、どうなの?って思いました。
視覚記憶なのかな。ルヴォワールシリーズの達也みたいな。で、色の重なりと紐付けてインプット・アウトプットできる感じ?……って想像はつくけど、そういうのあるのだろうか。
あとあの身体能力は別にそことは関係なかったんやね……。記憶失ってても動けたもんね。
キュラソーが灰原を助けたシーン、新一がベルモットを助けたときの台詞と重なりました。ゴールデンアップルのときの。「人が人を助けるのに、論理的思考は必要ない」

ラムの声初めて聴いたけど、キャスト名は載ってなかったですね。たぶん加工してあったし。一体誰なんだろう。男性ではありそうだったけれども。


基本的にはとても楽しい映画だったんですが、ツッコミどころや不満はやっぱりあった。
・そもそも。組織派手に動きすぎじゃない?
 89巻で灰原言ってたよね?「何事もなかったかのように立ち去るのが彼らのやり方」って。
 最初のカーチェイスからしてかっこよかったけど、被害甚大すぎるし。スタウトとアクアビット?殺したのも公衆の面前すぎる。事故に見せかけようもない状況でしたし。観覧車をヘリで爆撃もやりすぎでしょう。「彼ら」らしくもない。今までの映画でも、他の犯人が起こした事件や事故に便乗して人を殺していたような気がします。
 それとも、存在を明かしてもよい理由ができたのかもしれない。作中で言及されていたように「戦争でもおっぱじめる」とか。それにしても
 派手なアクションは必要なのかもしれないけれども、「映画だからしかたない」を物語の整合性がとれない理由にはしたくないし、してほしくないです。
・サッカーボール花火、すごく最近のコナン映画で見た記憶があります。しかもシチュエーションも、赤井さんが狙撃するのを照らすためだし。二番煎じ感というか使いまわし感というか。
・風見さんちょっとアホじゃない? 観覧車の中での雑魚っぷりがすごい。彼も公安のはずなのに、“プロ感”が足りない。
・水族館の運営や働いている人たち、かわいそうに……。オープンしたばかりであんなことになってしまって。
・全体的に説明不足感はあった。初見とか、最近の組織関連の物語の流れをしらないと何これ?ってなるかもしれない。そういう意味では、たくさんの人に受ける映画ではないかもしれない。
けど、私は燃えたし萌えたので、細かいところの確認とかでまた見たいかなぁ。
・謎解きが全くないのはやっぱり、物足りなさはある。この映画はすごくまとまっていて、よかったのだけれども。キュラソーまわりの説明足りないし。

来年は平次が出てくるらしいですね!
しのぶれど、と言っていたのは百人一首かな?「色に出でりけりわが恋は」?
関西を舞台にした歴史/古典ミステリなら私はとても楽しみですが。しかしそれこそコナンである必要性が……
「忍ぶ恋」してる人特にいないよな、と思うのですが。強いていえばコ哀?あと苗子ちゃん……は忍んではいないか、別に。

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2016/04/17 (Sun) 感想 CM(0)

Where it will lead us

1月以降、いくつかの出来事があり、「ミステリ」や「犯人当て」についていろいろと考えていました。
ここでいう「ミステリ」は推理要素のあるエンタメ作品、ぐらいの意味なんですが。

1月くらいに、「推理展示」というものを見てきました。
そこでは、ギャラリー的なスペースに「殺人事件の現場」が作られ、展示されていました。そして、A4用紙10枚弱の「捜査資料」を買って、それらを見て推理しましょう、という催しでした。
小説形式以外の「犯人当て」にいろいろ触れてみたかったのと、試みとしておもしろそうだったので、情報を知って、現地に行き、造られた「事件現場」を見て、すごくわくわくしていました。
現場の展示はに凝ってました。血のりとかいいよね。現場検証+文字資料から推理、という形式もおもしろかったです。
ただ、推理にその現場検証はほぼ必要なく、文字資料(捜査資料らしさを出すためかほぼ箇条書きで、現場の様子や死体検案書、容疑者の証言や持ち物の写真が載ってる)さえあればほぼ解けてしまう感じで残念でした。しかも穴埋め形式だから答え絞れるけど、別解いくらでもありうるよね、という感じで。これに1500円払うならフーダニットベストvol.5の方が安いし収録作多いしきっと上質だろうし、いいんじゃないか……という手前味噌なことすら思いました。
で、残念……というか、もやっとした体験だったのですが、極め付きが、その「捜査資料」に「これはパズルではなく推理ゲームです」というような注意書きがあったことです。
私は常々、「犯人当て」に対して、ただの論理パズルなら小説形式である必要ないよねと思っていたんだけど、それはスタンスとして変わってはいないんだけど。でもこの展示でいう推理って、結局は登場人物たちの過去の因縁を想像することが主で、結局それで犯人や手段を確定しきることができなくて、だったら答えが一つに分かる論理パズルの方がまだ、知的遊戯(笑)として楽しい。

一方で、同じく1月くらいに放映されてた「四角館の殺人」。ドラマで犯人当てをする番組で、1日目が問題編、2日目が問題編の続きと解答編という形式です。1日目のドラマパートの最後のシーン、すごく良かった。さすが綾辻先生。推理も、難しいけどこういうことかなというのは追えるようになってた。さすが綾辻先生。
ただそのドラマも、別解がつぶしきれない感じではあって。映像に映っていないところを穿って考えてしまうと、迷宮に陥る感じ。

ここまでで何が言いたいかというと、「犯人当て」をさせるときには読者(あるいは推理する人)が、どうやって受け取るかということを考えるのはすごく重要という当たり前の話です。私自身それはあまり得意ではなく、ミステリ研で「犯人当て」を書いたときは思ってもいなかったところを深読みされてしまってました。でもそれ以上に、「犯人当て」を隔週でするような異常な文化に触れていない人たちにとっては、深読みされる可能性を想定しつくすのは難しいんだろう。
どんなに気をつけて穴のないようにしても、推理をしようと疑心暗鬼に陥った受け手は突飛な発想をしてしまうので、それを避けるためにストーリーや描写面からの「こういう話だったら綺麗だよね」という伏線や、ゲーム形式ならwhoやhowなど問いを絞って選択式にするのが有効なんでしょう。おそらくは。

ということまで考えたんですが、思った以上にもしかすると世間の人は犯人当てに対して、あるいは謎を解くことについて、重きを置いてないのかもしれません。
いや、私だって「犯人当て」として出された短編でもない限り、自分から推理するよりは探偵の活躍見たい方ですが。「ちょっと考えてみたけど全然わからなかったのに、解けてしまう探偵役はすごいなぁ」という感慨にふけりたいがためにちょっとは考えるし、逆に明らかに分かってしまうことをドヤ顔で推理されるといらっとするけど。

あの、作家アリスのドラマがね……。
原作は好きです。ほとんど読んでるとはいえ、内容だいたい忘れちゃってるんだけど。
最初の方は、ほかの短編の小ネタをちょっと持ってきてたりとかして面白いなって思ってました。決め台詞が謎なのとか背景が明らかに京都じゃないところか京都臭しかしないところしかないじゃんとか火村のキャラ変…とか思うところはもうたくさんあるんですがだいたいはアリスがかわいいので許せる。推理パートの演出も、楽しんではいます。業界的にいつまでもシャーロックメソッドに頼ってていいのかという疑問はあるけどそれは私が考える事じゃないし。
ただ、一番嫌なのは、個々の事件の推理を省略してまでオリジナル要素=シャングリラ十字軍入れる必要あるの?ってことで。
ドラマとしては、独立した短編よりも全体を貫くテーマがあった方がいいということは分かります。視聴者の興味を引きつづけることが必要なんでしょう。テレビ業界はシビアらしいですし。
で、制作陣はシャーロックやりたいんだろうから、モリアーティを持ってきたいというのも分かる。火村はホームズタイプの変人探偵ではない、というのも私の個人的な感傷だから置いておく。作家アリスを完結した物語にするなら、火村の「人を殺したいと思ったことがある」を掘り下げないといけないし。
今のところ、オリジナル部分が全然おもしろくないというか、「キャラ」的でテンプレ的な物語で、ごてごてしているように感じてしまう。最後まで見たらおもしろいのかもしれないのでまだ保留だけど。
でもそういう風にしないと視聴者の興味を引けないというのは、謎解きよりもサスペンスの方がドラマとしては、世間的には重要なのかな、と考えるとさびしい気持ちになります。

私、思ったよりも、本格ミステリ好きだったのかもしれない。
本格ミステリの定義はまためんどくさい話になるのでとりあえず謎解きを主体にした物語、ぐらいで。

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つづきはこちら

では恒例の最近読んだ本。ツイッターでだいたい感想言ってるので、1月以降に読んだなかで、印象的なものなどを。
「烏に単は似合わない」
和風ファンタジーとしては好き。ただ、世界がどういうものなんだろうと考えながら読んでたのに、その部分が全然関係なかったのがもやっとしたのと、序盤から完全に少女小説のノリで読んでたので、そこの叙述はちょっと……っていう感じ。

「半七捕物帳」
とりあえず1巻がすごくおもしろかった。大正時代に書かれた小説なのに読みやすくてびっくり。古いからってあれもこれも敬遠してたのはよくなかったなと反省しました。
怪異のような事件が、推理によって解決されるものが多くて好みだった。意外と厳密な論理で推理するというような感じではなくて、捜査しててたまたま重要な証言や手がかりを得られるみたいな運要素とか閃きが強くてご都合主義っぽいけど、ホームズもわりとそんなだし、時代的にそういうものなのかもしれない。

「トワイライト・ミュージアム」
初野晴の中でもかなり好き。初野作品の特徴として、ファンタジー要素、知識による推理、弱者への優しい目線、の三つがあると思っているんですが、そのどれもがバランスよく入ってる感じ。
魔女狩りも確かに、弱者が虐げられるもので、題材に選ばれたのはだからなんだろうなぁ。
推理というかほぼ知識の披露なのだけれども、それを専門知識のある博物館学芸員たちが話し合っているという形式にしていることで、そこに対する不満はあまりなくなって、むしろ知識で殴るのかっこいい、って思った。

「螢」
普通に新本格、普通に面白い。
ずっと噂に聞いていた逆叙述というのはこれか。でも逆である必要ある?

「この闇と光」
どんでん返しを強調する売り方には納得できないけど、この作品自体は好き。
どんでん返しっていうのは、Aだと思ってたものがひとつの文章やシーンでBに反転するものだと考えるので、前提となるAが曖昧だと、ただ不思議な状況が解決されるだけになってしまうと思うんです。結末についても、衝撃の結末とかそういう風なものではないと思った。
でも前半の美しいものに囲まれた世界を読んでいるのはとても幸せでした。余韻や描写を味わうものだと思うの。

「文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS京極夏彦」
辻村深月うらやましい。自分のずっと好きな作家の助手ポジションとか。すごくキャラクタもかわいらしいし。私としては辻村深月の偽兄姉さんたちが出てきてくれたら非常に満足なのですが。
思ったよりミステリだったけど、前半の推理がしょぼい知識ネタで……。最後の方のあれは、展開も含めておもしろかったです。っていうか皆ホームズ好きだね。
「憑き物落とし」には爆笑したし、それぞれのキャラ元になった作家の作品ネタも全部は拾えてないだろうけど楽しかった。雑誌記者の鳥某は鳥口だろうし、左手の薬指が欠けた久保が匣の中で死ぬのとか、逃がし屋が南極なのぐらいかな。ぱっと分かったのは。

「火星の人」
科学知識難しいけど、ログの文体がネット口語体的でおもしろい。立場を異にする人たちが共通の目的の為に最善を尽くして協力し合うのっていいよね。NASA以外で協力してくれるのが中国航天局なのは、数十年前のSFならソ連だっただろうし、今ってそういう時代なんだなって思った。
映画も見に行ったけど、映画の方が危機は少なそうだったな。原作では途中、次から次に襲い来る危機に飽きてきてしまうけど。

「メアリー・スーを殺して」
乙一は中学生のころに大好きだった。おもしろかったけど、あの頃好きだったほどの鋭さがなくなっていて、寂しいとも思う。
中田永一作品が二つとも好きでした。表題作は中高生の頃読んでたら間違いなくはまっていたと思う。あと山羊座と、人体楽器の話も好き。人体楽器ってなんとなく皆川博子なイメージなんですが実際書いてて読んだことあるのかは不明。
山白朝子はもっと黒乙一的なグロい作風の人なのかと思ってたので、優しい話だったのが意外でした。

「雨の日は神様と相撲を」
グローバル化に直面して、ローカルにしか生きられない神様たちはどのように生き残っていくのか、という話がとてもおもしろかった。そこメインでシリーズを展開していってくれたら私好みだけど、そうはならないんだろうな。
随所にちりばめられた神話の話がとても好きです。
でも殺人事件いらなくない?いくら刑事と元刑事でも、中学生の子供がいる家で捜査の話するのは倫理的にどうなの、って思ってしまう。

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2016/03/07 (Mon) 日々の徒然 CM(0)

もっと別の場所で何気ない場面で もし会えていたならどうだったろう?

こんにちは。睦月です。あけましておめでとうございます。
もう年に1回でも更新すればいいかなと若干開き直っています。

昨年は引っ越したり、今までと生活環境変わったり、いろいろとあったような気がしつつ、でも結局日々を過ごすので精一杯かなって感じでした。
あと甘いものをたくさん食べられて幸せでした。
今年が仕事とかどうなるかまったくわからなくて不安でしょうがないけれども、楽しく過ごしていければいいなと思います。

さて、昨年読んだ本について。
冊数でいうと99冊でした。100冊目が読み終わらなくて若干悔しい。でも2月3月とほとんど読んでないわりには頑張ったかなと思う。

特に印象に残ったものについていくつか感想を。
・デルフィニア戦記
すごくはまって一気に読んだ。代名詞の使い方とか、ときどき趣味に合わなかった文体もあったけど。登場人物皆かっこいいしかわいいし、やっぱりこういうファンタジー少女小説好きだなぁ。

・ファンドーリンの事件簿
帝政ロシアが舞台のミステリのシリーズ。4冊が日本語に翻訳されてるんだけど、1巻ごとに違った趣向が凝らしてあっておもしろい。
リヴァイアサン号が一番好き。豪華客船上の密室、各国の人々が集まってる感じと、登場人物それぞれの一人称視点や日記や手紙で話が進んでいく構成がよかった。
アキレス将軍は一番最初に読んだのだけれども、アザゼルやトルコ捨駒の登場人物が出てきてたのもあって、シリーズ順の方が楽しめたのかなとも思う。アキマスに感情移入して読んだのでなんとなく切ない。
アザゼルは若いファンドーリンがかわいいし、トルコ捨駒は「進歩的な乙女」ワーリャちゃんがかわいい。主人公のファンドーリンが賭け事には絶対勝つイケメンとかキャラが立ってるから、キャラ読みも楽しい。

・『星空を願った狼の』
待望の!薬屋新刊!!
ここに感想書いたつもりだったけど、書いてなかったんですね……。
この本がという以上に待ち望んでいた薬屋探偵の新刊なんで、やっぱり好きだなぁということしかもうない。読んだ直後は感想もいろいろとあったけれども細かいところ置いておいて一言でいうと、
秋さんかわいい。
歌リベ!……歌リベ!!
って感じですかね。
言波もはやくでてきてほしい。

・『1/2の騎士』
今まで読んだ初野晴作品で一番好きだし、一番ミステリ的なことと作者の主張(弱者への目線)がうまく結びついているんじゃないかと思う。他の作品でも表現されているエッセンスがすべて詰まっているんじゃないかなと思いました。弱者への目線と、ファンタジックなミステリと、軽妙な掛け合い。ハルチカにくらべて、主人公が捜査をする動機がちゃんとあることが良かったと思う。
ハルチカアニメは不安でしかないけれども一応見る。そしてこれは違うってわめくんだ。

・ベッキーさんシリーズ
北村薫は『空飛ぶ馬』だけ読んで、そこまでじゃないかなって思っちゃってたのですがこれはすごく好きです。戦前の女学生の世界がすごく素敵。当時の最新流行の文化が紹介されているのも楽しい。聖地巡礼ではないですが、銀座に行って和光の時計塔と教文館ビルを見てきました。
そして、あそこで終わってしまうのがとても切ない。その後を願わずにはいられない感じ。

・『新世界』
おもしろかったというか、ひたすらにすごかった。
ミステリというよりもメッセージ性が強いものなのだけれども、エンタメの見た目してるくせにそこがすごく重い。怖かった。読んでいろいろ考えてしまった。

・『残穢』
これも怖かった。
虚妄と言って理性的に否定すればするほど、否定しきれないものがあるのが怖い。
一人称の語り手が小野さん自身っぽいし、じゃあ夫はどう考えても綾辻さんだよなあとかにやにやしたあとに、でも小野さんって実際具合悪かったらしいという話思い出してぞっとする感じ。平山夢明とかも実名で出てるし、現実に侵食してくるというか。そういうの計算して、うまくつくられているんだろうとも思うんだけど。

・『王とサーカス』
米澤穂信はここまでの描写が書けたのか、と驚いた。読んでる間、ネパールにいたように思えたぐらいだった。タイトルにもなっている「王とサーカス」そこで突きつけられた問いと、答えた覚悟もすごく好き。他の人が書いているのに、自分が書く意味とは、という風に変換すれば、作者自身の問題にも、自分のものとしても考えられて。
『真実の10メートル手前』でもその覚悟があって仕事をしている姿勢が見えるのは良かった。でも短編集だし、地味だし、だったら満願とか儚い羊の方が好みの作品はあったなあって感じてしまう。
あとサイン会に行ってサインいただいてきました。思ったより緊張してうまく話せなくて、実は私は米澤穂信好きだったのかもしれない。作品は雑誌連載やウェブ時代のものはともかく、本になっているものはほとんど読んでるんだけど。

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2016/01/05 (Tue) 日々の徒然 CM(0)

『業火の向日葵』

キッド主演の映画なので、早速見てきました。
ここ数年では一番楽しかったと思う。具体的には難破船以来ですね(ルパコナは除く)
見ている間あまりだれないし、キャラクターとかの違和感が少ない、という意味で。(キッドの行動とか違和感はあったけど、うまくそこがワイダニットになってる感じ)
最近の映画はアクションに偏りすぎてた気がするので、その成分が少なめになっていたのがよかったかな。
「あれは本当に怪盗キッドなのか」「だとしたら何故そんなことをするのか」という謎で物語を引っ張ってった部分があるのだけれども、だからといって途中で推理が挟まれるわけでもなく、ただわけがわからない状態が続くのでそれはフラストレーションだった。
あと、レギュラーキャラを絞ってたのもわりと良かったのかも。
でも私はキッド好きなので、どんなに微妙な映画でもそれだけで点数がプラスされてしまう……。今回のキッドがかっこいいか、というと微妙だし、まじ快的なノリとかでもないんだけど……。今までの映画で一番かっこよかったキッドは難破船でコナンを助けに飛んだところだと思ってます。あと、世紀末のラストの新一になって出てきたところとか。鎮魂歌とか。

とりあえずネタバレあるのでつづきから。

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つづきはこちら

・ゲスト声優の棒読みつらい……
・と思っていたら犯人で、そんな、あからさますぎるだろと思った。解決シーンで頭をよぎる11人目のストライカー。
・というか、解決シーン微妙だった。遠隔だし、犯人の動機も意味分からないし。全体的にあんまり推理してない感じ。伏線も全然ないし。
・探偵対怪盗で、真犯人がいて、それに対して共闘しつつ互いに牽制しつつというのだとルパコナが良すぎたんだと思う。なんとなくの二番煎じ感。でもキッドかっこいい。
・犯人の動機も行動もちぐはぐすぎて、わりとコナン劇場版の犯人は動機がひどいみたいな話あるけど、それでも今までは物語の中で説得力あったと思うんですよ。自分にプライド持ちすぎてた初期犯人とか、あと復讐とか金目当てとかでも、納得させられてしまったし。今回のみたいに何かを愛しすぎてしまったとかでも、カウントダウンとかは、狂気的な愛でもそういうものとして理解できたんだけれども……伏線もなかったし演技ひどいしで、犯人に対して何一つプラスの要素がない。
・七人のサムライの素行とか変装とかチェックしとけよと何度思ったことか……。
・キッド側の動機はわりと好きでした。ジイちゃんにそんな過去が……。ジイちゃんの頼みなら仕方ないよね。
・今回、キッドはライバルというより敵役みたいに見えて、あまりかっこよく盗むとかでもなかった。むしろ少し怖かった。
・でもとにかく、あの火事のシーンで新一(に化けたキッド)とコナンがいて、蘭がそこにきて……っていうところがすごく楽しかった。
・っていうか蘭の使い方www
・その3人がいて、っていう状況はとても楽しかったけど、でも快新的に蘭邪魔ってちょっとだけ思ってしまった。
・互いの能力を認め合って信頼し合っている二人が好きです。
・でも今回はコナンにあまりいいシーンなかった気がする。解決シーンも遠隔だし、キッドの手の平で踊ってるだけで、推理も行動も一歩遅れてる感じ。
・最近の映画コナンさんチートにすぎるからまあいいのだけれども、もっとかっこいい二人の勝負・協力を見たかったですね。
・花火ボール再登場が楽しかった。
・今回の発明品は伏線でも何でもなかったのね……。
・ダジャレクイズも単純すぎるし、今回博士良いとこなしですね。
・向日葵の花言葉と灰原を組み合わせてもってくるのはずるいな、と思いました。とてもいい。
・しかし、ウメノさんはあからさまに関係者なのに推理とか全く関係なくいたんだね。
・主題歌良かった!ポルノ!

・来年の映画は組織関係らしいですが、それまでにどれくらいのことが明らかになってるんだろう。
・おもしろかったけど若干もやもやしたものがあるので、難破船また見たい。

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2015/04/18 (Sat) 感想 CM(0)