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言いたいことを好き勝手に並べました。長くなってしまった…
暇なので思ったことを。
かなり論証部分についてシビアにみておられるようですが、理系の自分としては民俗学から着想を得た本など程度の差はあれどれも似たようなもんだろうと思ってしまいます。とにかく読者を説得してしまえば勝ちというか。読んでる本が悪いのかな。
沖縄について
民俗学者(なんですかね?)が海上の道的なお話(分類としてかなり強引だが)に固執するのは今に始まった話ではないでしょう?彼らのバイタリティに脱帽。タイやなんかには普通の村落に鳥居のような門があり、鰹木や千木を乗せた家があると聞きますし(照葉樹林文化圏的な文脈中にみられたので眉唾ですが)、かなり文化的な影響を受けているのではないかと思いたくなる気持ちもわかります。自分はよく知らないのですが、遺伝的に縄文人と南洋人のつながりが否定された後も、文化的なつながりは存在するという考え方が一般的なのでしょうか。
中国の陰陽五行思想
といいますが、作中ではそれをどのようなものとしてとらえているのでしょうか。五行思想は関連の無いように見えること、ものの間に関係性を無理やり見つけるための学問という印象があるので、それを使って物事を関連付け、そこから一般則を導くには大変な自重と冷静な判断を必要とするように思えます。その辺はどのように意識されているのでしょうか。気になるところです。
古墳
の前後軸の方向や配置には東西南北などの影響がうかがえない、という話を小耳にはさんだことがありますが、古墳に南北崇拝がみられるとする論拠としては何をあげられているのでしょうか。
面白そうな本ですね。ただ、読もうという気にはあまりなりません(笑)
今、魔の系譜を読んでいて、ああ、民俗学端の本ってこんな感じだったな、というのを久々に思い出していたところです。面白いが疲れる。いやぁ、やはり知らない文献から都合のいい部分だけを引かれて、だから僕は古代人はこういう性向を持っていると考えるんです。と言われてもなぁ。丸山眞夫の政治思想史みたいに、近世近代のメジャーな人々をあつかっているなら、現代人である我々の想像で補ってもそう的外れにならないと錯覚できるけれども。山の民とか隠れキリシタンなんかだと、奴らが一体何を考えていたのかなんてとんと想像できる気がしませんよ。そこにつけ込まれている気がするので、つい緊張した読書になりがちです。まぁものがちょっと古いってのもあるんでしょうが。
あー、一年ぐらい前から中国の歴史について、本をとろとろ読んでいるんですが、大嘗祭という穀物神を諸侯?が祭る行いは、中国では春秋時代から見られたようです。これは初めて見たときちょっと泣きそうになりました。日本がまだ縄文時代である東周期にすでに、天皇の核心的な働きとされるものがほぼそのままの形でみられるなんて、と、、、
日本とは何かを知りたくていろいろと読んでいたはずなのに、かえってよく分からなくなってしまった気分です。。
日本における同様な、しかし発生的には異なる祭りにこの漢字があてはめられただけかもしれませんが(僕自身はその可能性は極めて低いと思います)。
まぁ系統樹の根ではなく、その分化、発達の過程に目を向けなさいということなんでしょうが。
日本の独自性(いい言葉が見つからない)とは何なのでしょうかね。
七年も住んでいると、こんな話をできる人も周りから消えちまいますね。
調子に乗っていろいろ書きましたが、ほとんど自分のことですね。どうしようもねぇなこいつは(笑)。
あばばばば。
かなり論証部分についてシビアにみておられるようですが、理系の自分としては民俗学から着想を得た本など程度の差はあれどれも似たようなもんだろうと思ってしまいます。とにかく読者を説得してしまえば勝ちというか。読んでる本が悪いのかな。
沖縄について
民俗学者(なんですかね?)が海上の道的なお話(分類としてかなり強引だが)に固執するのは今に始まった話ではないでしょう?彼らのバイタリティに脱帽。タイやなんかには普通の村落に鳥居のような門があり、鰹木や千木を乗せた家があると聞きますし(照葉樹林文化圏的な文脈中にみられたので眉唾ですが)、かなり文化的な影響を受けているのではないかと思いたくなる気持ちもわかります。自分はよく知らないのですが、遺伝的に縄文人と南洋人のつながりが否定された後も、文化的なつながりは存在するという考え方が一般的なのでしょうか。
中国の陰陽五行思想
といいますが、作中ではそれをどのようなものとしてとらえているのでしょうか。五行思想は関連の無いように見えること、ものの間に関係性を無理やり見つけるための学問という印象があるので、それを使って物事を関連付け、そこから一般則を導くには大変な自重と冷静な判断を必要とするように思えます。その辺はどのように意識されているのでしょうか。気になるところです。
古墳
の前後軸の方向や配置には東西南北などの影響がうかがえない、という話を小耳にはさんだことがありますが、古墳に南北崇拝がみられるとする論拠としては何をあげられているのでしょうか。
面白そうな本ですね。ただ、読もうという気にはあまりなりません(笑)
今、魔の系譜を読んでいて、ああ、民俗学端の本ってこんな感じだったな、というのを久々に思い出していたところです。面白いが疲れる。いやぁ、やはり知らない文献から都合のいい部分だけを引かれて、だから僕は古代人はこういう性向を持っていると考えるんです。と言われてもなぁ。丸山眞夫の政治思想史みたいに、近世近代のメジャーな人々をあつかっているなら、現代人である我々の想像で補ってもそう的外れにならないと錯覚できるけれども。山の民とか隠れキリシタンなんかだと、奴らが一体何を考えていたのかなんてとんと想像できる気がしませんよ。そこにつけ込まれている気がするので、つい緊張した読書になりがちです。まぁものがちょっと古いってのもあるんでしょうが。
あー、一年ぐらい前から中国の歴史について、本をとろとろ読んでいるんですが、大嘗祭という穀物神を諸侯?が祭る行いは、中国では春秋時代から見られたようです。これは初めて見たときちょっと泣きそうになりました。日本がまだ縄文時代である東周期にすでに、天皇の核心的な働きとされるものがほぼそのままの形でみられるなんて、と、、、
日本とは何かを知りたくていろいろと読んでいたはずなのに、かえってよく分からなくなってしまった気分です。。
日本における同様な、しかし発生的には異なる祭りにこの漢字があてはめられただけかもしれませんが(僕自身はその可能性は極めて低いと思います)。
まぁ系統樹の根ではなく、その分化、発達の過程に目を向けなさいということなんでしょうが。
日本の独自性(いい言葉が見つからない)とは何なのでしょうかね。
七年も住んでいると、こんな話をできる人も周りから消えちまいますね。
調子に乗っていろいろ書きましたが、ほとんど自分のことですね。どうしようもねぇなこいつは(笑)。
あばばばば。
Re:
コメントありがとうございます。そういえばこういう機能もあったんですね……。想定してなかったので、驚きました。
先輩の話を聞くと、自分の勉強不足が浮き彫りになってしまうようで恥ずかしいです。NFにはいく予定ですので、またお話し聞かせてください。
論証について
なんとなく、日本史の本のイメージで読み始めてしまったので余計にシビアに見てしまったのだろうなぁという気がしています。そこまで正しさというのを気にすることなかったのかも、というのは反省点ではあります。
沖縄について
そうですね、確かによくあることでした。今思うとやっぱり、気になったのは自分の中の自文化中心主義のせいというか沖縄が主でその仮として日本の文化があるみたいな書き方にいらいらしていたのかもしれないです。
陰陽五行思想
陰陽五行思想というよりも、さらにそれを発展させた易といったほうが正しかったです。
方角や時期や色と意味を対応させて云々みたいな。(今手元に本がないのであいまいですみません)でも都合いいところだけ抜き出している印象だったので……。
古墳について
これも、手元に本がないので論拠をあまりよく覚えていないです。すみません。
子の日、子の刻にこだわった埋葬記事や、天武・持統の大内陵が藤原京の真南にあることとかが書いてあった気がしますが、南北崇拝を前提として論じていたような気もしないでもない。
大嘗祭について
中国ではそんな古くからあったんですね。さすが、進んでる……。
そういうのを思うと、古態なんてないのかもしれない……という気分になります。
岡田精司『古代王権の祭祀と神話』という本が、民俗学というよりは日本史の文脈ではありますが大嘗祭について農耕儀礼と服属儀礼が合わさったものと書いていて、わりと面白かったような覚えがあります。
>やはり知らない文献から都合のいい部分だけを引かれて、だから僕は古代人はこういう性向を持っていると考えるんです。と言われてもなぁ。
というのにはもう全面的に同意です。
本当に、そんな本が多くて、民俗学の本は面白いけど読むのに時間がかかってしまいます。
先輩の話を聞くと、自分の勉強不足が浮き彫りになってしまうようで恥ずかしいです。NFにはいく予定ですので、またお話し聞かせてください。
論証について
なんとなく、日本史の本のイメージで読み始めてしまったので余計にシビアに見てしまったのだろうなぁという気がしています。そこまで正しさというのを気にすることなかったのかも、というのは反省点ではあります。
沖縄について
そうですね、確かによくあることでした。今思うとやっぱり、気になったのは自分の中の自文化中心主義のせいというか沖縄が主でその仮として日本の文化があるみたいな書き方にいらいらしていたのかもしれないです。
陰陽五行思想
陰陽五行思想というよりも、さらにそれを発展させた易といったほうが正しかったです。
方角や時期や色と意味を対応させて云々みたいな。(今手元に本がないのであいまいですみません)でも都合いいところだけ抜き出している印象だったので……。
古墳について
これも、手元に本がないので論拠をあまりよく覚えていないです。すみません。
子の日、子の刻にこだわった埋葬記事や、天武・持統の大内陵が藤原京の真南にあることとかが書いてあった気がしますが、南北崇拝を前提として論じていたような気もしないでもない。
大嘗祭について
中国ではそんな古くからあったんですね。さすが、進んでる……。
そういうのを思うと、古態なんてないのかもしれない……という気分になります。
岡田精司『古代王権の祭祀と神話』という本が、民俗学というよりは日本史の文脈ではありますが大嘗祭について農耕儀礼と服属儀礼が合わさったものと書いていて、わりと面白かったような覚えがあります。
>やはり知らない文献から都合のいい部分だけを引かれて、だから僕は古代人はこういう性向を持っていると考えるんです。と言われてもなぁ。
というのにはもう全面的に同意です。
本当に、そんな本が多くて、民俗学の本は面白いけど読むのに時間がかかってしまいます。