忍者ブログ
2024.04 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

最新記事

プロフィール

HN:
睦月
HP:
性別:
女性
趣味:
読書
自己紹介:
妖怪と神話とミステリと甘いものが好き。腐った話とか平気でします。ネタバレに配慮できません。

カウンター

リンク

ブログ内検索

アクセス解析

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2024/04/29 (Mon)

もっと別の場所で何気ない場面で もし会えていたならどうだったろう?

こんにちは。睦月です。あけましておめでとうございます。
もう年に1回でも更新すればいいかなと若干開き直っています。

昨年は引っ越したり、今までと生活環境変わったり、いろいろとあったような気がしつつ、でも結局日々を過ごすので精一杯かなって感じでした。
あと甘いものをたくさん食べられて幸せでした。
今年が仕事とかどうなるかまったくわからなくて不安でしょうがないけれども、楽しく過ごしていければいいなと思います。

さて、昨年読んだ本について。
冊数でいうと99冊でした。100冊目が読み終わらなくて若干悔しい。でも2月3月とほとんど読んでないわりには頑張ったかなと思う。

特に印象に残ったものについていくつか感想を。
・デルフィニア戦記
すごくはまって一気に読んだ。代名詞の使い方とか、ときどき趣味に合わなかった文体もあったけど。登場人物皆かっこいいしかわいいし、やっぱりこういうファンタジー少女小説好きだなぁ。

・ファンドーリンの事件簿
帝政ロシアが舞台のミステリのシリーズ。4冊が日本語に翻訳されてるんだけど、1巻ごとに違った趣向が凝らしてあっておもしろい。
リヴァイアサン号が一番好き。豪華客船上の密室、各国の人々が集まってる感じと、登場人物それぞれの一人称視点や日記や手紙で話が進んでいく構成がよかった。
アキレス将軍は一番最初に読んだのだけれども、アザゼルやトルコ捨駒の登場人物が出てきてたのもあって、シリーズ順の方が楽しめたのかなとも思う。アキマスに感情移入して読んだのでなんとなく切ない。
アザゼルは若いファンドーリンがかわいいし、トルコ捨駒は「進歩的な乙女」ワーリャちゃんがかわいい。主人公のファンドーリンが賭け事には絶対勝つイケメンとかキャラが立ってるから、キャラ読みも楽しい。

・『星空を願った狼の』
待望の!薬屋新刊!!
ここに感想書いたつもりだったけど、書いてなかったんですね……。
この本がという以上に待ち望んでいた薬屋探偵の新刊なんで、やっぱり好きだなぁということしかもうない。読んだ直後は感想もいろいろとあったけれども細かいところ置いておいて一言でいうと、
秋さんかわいい。
歌リベ!……歌リベ!!
って感じですかね。
言波もはやくでてきてほしい。

・『1/2の騎士』
今まで読んだ初野晴作品で一番好きだし、一番ミステリ的なことと作者の主張(弱者への目線)がうまく結びついているんじゃないかと思う。他の作品でも表現されているエッセンスがすべて詰まっているんじゃないかなと思いました。弱者への目線と、ファンタジックなミステリと、軽妙な掛け合い。ハルチカにくらべて、主人公が捜査をする動機がちゃんとあることが良かったと思う。
ハルチカアニメは不安でしかないけれども一応見る。そしてこれは違うってわめくんだ。

・ベッキーさんシリーズ
北村薫は『空飛ぶ馬』だけ読んで、そこまでじゃないかなって思っちゃってたのですがこれはすごく好きです。戦前の女学生の世界がすごく素敵。当時の最新流行の文化が紹介されているのも楽しい。聖地巡礼ではないですが、銀座に行って和光の時計塔と教文館ビルを見てきました。
そして、あそこで終わってしまうのがとても切ない。その後を願わずにはいられない感じ。

・『新世界』
おもしろかったというか、ひたすらにすごかった。
ミステリというよりもメッセージ性が強いものなのだけれども、エンタメの見た目してるくせにそこがすごく重い。怖かった。読んでいろいろ考えてしまった。

・『残穢』
これも怖かった。
虚妄と言って理性的に否定すればするほど、否定しきれないものがあるのが怖い。
一人称の語り手が小野さん自身っぽいし、じゃあ夫はどう考えても綾辻さんだよなあとかにやにやしたあとに、でも小野さんって実際具合悪かったらしいという話思い出してぞっとする感じ。平山夢明とかも実名で出てるし、現実に侵食してくるというか。そういうの計算して、うまくつくられているんだろうとも思うんだけど。

・『王とサーカス』
米澤穂信はここまでの描写が書けたのか、と驚いた。読んでる間、ネパールにいたように思えたぐらいだった。タイトルにもなっている「王とサーカス」そこで突きつけられた問いと、答えた覚悟もすごく好き。他の人が書いているのに、自分が書く意味とは、という風に変換すれば、作者自身の問題にも、自分のものとしても考えられて。
『真実の10メートル手前』でもその覚悟があって仕事をしている姿勢が見えるのは良かった。でも短編集だし、地味だし、だったら満願とか儚い羊の方が好みの作品はあったなあって感じてしまう。
あとサイン会に行ってサインいただいてきました。思ったより緊張してうまく話せなくて、実は私は米澤穂信好きだったのかもしれない。作品は雑誌連載やウェブ時代のものはともかく、本になっているものはほとんど読んでるんだけど。

拍手[0回]

PR
2016/01/05 (Tue) 日々の徒然 CM(0)
Leave a Reply
name
title
color
mail
URL
comment
password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ観覧可