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妖怪と神話とミステリと甘いものが好き。腐った話とか平気でします。ネタバレに配慮できません。

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2025/03/17 (Mon)

たそがれない 私の恋風に乗らない

気がついたら、ぽつぽつ拍手をいただいていたようですね。
ありがとうございます。あなたが幸せでありますように。
更新してなくてすみません。
書きかけの話はいっぱいあるのですが。
あと、蜜柑檸檬の家具屋デート話が書きたい。
いずれ、時間を見つけて。

ええと、宣伝です。
水曜日から大学の学祭が始まるのですが、私の所属しているサークルはそこで機関誌を売るようです。
私も一応、短編を書いているので、よろしければ。

大学もサークルも、今までのブログの記事繋ぎ合わせたりツイッターでよく会話してる相手みたりするとすぐに分かるはずです。
うん、そういうのまずいんだろうけどね。
ツイッターはオンオフ分けるのが面倒で、そのままにしていたら先輩に捕捉されてしまったのです。
ブログはただ単に私が迂闊なだけですが。

読んだ本。
『なりそこない』
高里先生のノンシリーズ新刊。発売日に書店まで走りました、自転車で。
あらすじ読む限りミステリっぽい感じで若干不安でした。読んでみた印象としては、ミステリっぽいのもあくまでそれっぽいだけで、メインではない。だって、推理のしようもないし。それで、たぶん一番書きたかったのは――って言うのも、高里さんは読者の解釈を重視する方だからおかしいか。一番伝わってきたのは、いろいろな生き方があるけど、比べても意味ないってことかな。自分が憧れる生き方がその人にとってコンプレックスの種だったり、その逆だったり。「人の事は良く見えるものだから」……ってのは蒼い千鳥で座木さんが言ってたことですが。
5人の中に犯罪者がいて、クローズドサークルなのに、あんまり殺伐としてないし、料理おいしそうな辺り、高里さんだなと思う。疑心暗鬼ではあるけど。喧嘩とかしてるけど。
そこまで殺伐としないのは、犯罪者が殺人起こそうとしてるわけじゃなさそうだからってのもあるかな。
ニコのこの融通きかない真面目そうな感じ、どこかで見たような気がしたんだけど、あれだ。初期の來多川さんだ。
「あると信じて探すのが、探し物のコツ」って秋も言ってたな。
たとえにいきなり役小角出てくるあたり、らしいなと思う。

『ゴルフ場殺人事件』
ヘイスティングズはポアロを名探偵だと言う割に、地の文でポアロの捜査方法にケチつけまくっているところがあまり好きではない。助手は別に探偵のシンパである必要はないけど、やきもきしたり出し抜こうとしたりがすごく伝わってきて、でも読者にはどうせポアロが正しいって分かるから、ヘイスティングズは道化に見える。
なんかもうマジでヘイスティングズ、バカじゃないのって思うわ。そのせいで若干読むのが楽しくない。
だからアクロイドのときはヘイスティングズ南米にいたんだ。

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2011/11/21 (Mon) 未選択 TB() CM(0)

灰色に染まる街の片隅で想像だけの夢を見ていた

今日は、友人の男子が彼のたっての希望でセーラー服に女装するところに立ち会いました。
まさか一年に二度も知人を女装させているところを見るとは思ってもいませんでした。それぞれ別の方ですが。
化粧って奥が深いなあと思い知った。

あと、セーラー服っていいですね。
便乗して、ちょっとだけ着せていただきました。初めての体験ですよ。
いいなあ、セーラー服。
うちの地元にある高校にもかわいいセーラー服のところがあればよかったのに。
エリカちゃんのところみたいに、夏はセーラーで冬はブレザーみたいなのも着る側としては楽しいだろうね。お金はかかりそうだけど。
高校のときは制服もどき着たくなかったけど、今にして思うといろいろ着とけばよかったかな。
最近の服の趣味は全体的に高校までとかなり違いますね。
今は女の子っぽいブラウスとかスカートとか好きです。

読んだ本。
『悪魔と詐欺師』
再々(中略)読。
簡易読書会ではこの巻というか、薬屋探偵シリーズの魅力をひたすら語り倒しました。以下、言われたことと思ったことです。
いきなりこれ読んでもキャラ知らないと感情移入も共感もできないよなと反省しました。
でも1巻あんまり好きじゃないし、後半の方がいい作品多い気がするんですよね。そして後半こそ、キャラ知らずにいきなり読んでも分からなかったりするから困る。
それこそ、蒼い千鳥みたいな番外編ぽいのならいいのか。でも、大人座木さん知ってるからこそ高校生で幼くてギャップ萌えするのだろうし。秋さん知らずに火冬の話読んでもねぇ。話自体は……そこまででもないんですよね。言波がかっこいいってだけで(笑)
悪魔と詐欺師は、タイトルが全て物語ってますよね。ただ前半が単なる短編集で、それぞれがすごくおもしろいわけでもない、と言われたのはなんとなくわかります。
あと、キャラクター小説にしてはキャラの書き込み、書き分けがラノベとかに比べると弱くて、ミステリにしても人は死ぬけどトリックすごいわけでもないし、ファンタジーだって妖怪要素そこまで使ってもない、と言われたのですが。
キャラについてはそのくらいの淡々としたのが高里先生の文章だと思うし。あの文章はキャラもだけど空気感とか楽しむものじゃないかな。ラノベとかでやったら全然違う話になってしまっただろうし。

『神様ゲーム』
あー、うん。
確かにこれは子供向けではないわ。子供の頃読んだらトラウマだろうね。
麻耶さんの、神様だとか宗教だとかに対する知識や考察は興味深い。
探偵役が神様でも、なりたつものなんだ。

『弥勒の掌』
我孫子さん初読ですが、比較的読みやすい文章だと感じました。
ラストは若干拍子抜けかな。
宗教の話は好きだけど、だからこそこの種明かしが好きになれなかった。
情報管理には気をつけましょう、って話でしょうか。

『箱男』
現実なのか妄想なのかよく分からなくてもやもやする。非現実だとしても、夢に溺れるような書き方じゃないんだよな。そこまで好きでもない。
結局、どういうことなの?
誰が本物で誰が贋物?
見ることと見られること、哲学的な気がする。

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2011/11/19 (Sat) 未選択 TB() CM(0)

並べる恋の音符は

先日、初めて某妖怪もののドラマを見ました。
主役あの人とかイメージと違ったけど、これはこれでおもしろいですね。
アニメ版は子供の頃に見て、それで初めて、人間に憧れて人間と交ざりたくて近づきすぎた結果人間に拒まれてしまう妖怪の悲哀を感じました。いや、まぁ当時はこんな言葉で考えたわけじゃなくただ単にかわいそうと思っただけですが。
で。
妖怪3人組で、別に家族ってわけでもないけど家族みたいな――って考えると、あの男の子がリベザルに見えてきたんです。
大人二人がどっちがどっちとかは考えてませんが。
それで、リベザルには砂波ちゃんとか歌さんとか、妖怪と知ってても友達でいてくれる人がいて良かったなぁと思って。あと、直也も。「記憶に刻まれた秋色を塗り直せるほど器用じゃない」
じゃあ、座木さんにはそんな人いるっけ。っていうか言波はどこまで知ってるんだろう。
クラキが隠してることに気づいて知らない振りしてるでも、妖怪であることを目の当たりにして驚いて座木さんは気に病んでそれきり姿を見せなくて、だからタイムマシンって展開も萌えます。
全く知らないままでも、全て知って受け入れてくれてるのでもいい。
言波は情が深い気がする。変な意味でなく、一度好きになった人はちょっとのことでは変わらないんじゃないかな。本当のきょうだいじゃなくても。――と思ったけど、めっちゃ揺らいでましたね。いや、あれは情が深いからこそか。嫌いになったわけじゃなくて、好きでいた理由がなくなったからか。でも結局ああなるわけだしね。
なんか久しぶりに言座語った気がする(笑)

そして、気づいたら悠竒さん誕生日が終わって歌さん誕生日になってました……。今年は何にも準備してないです。
おめでとう!
皆幸せでいるといいよ!

あ、今回の記事タイトルは歌さんおめでとうってことで(笑)
だって地の文でも示唆してたしー。
曲はオトメロディーよりもコイクルの方が好き。

15日放課後は、サークルで簡易読書会を『悪魔と詐欺師』でやるので、薬屋について思いっきり語ってきます。
どこまで許されるかしら。
なんでこれを選んだかと言うと、結末に謎が残ってもやもやする巻のうちのひとつだからです。
もやもや巻のうち、2巻は語るなら10年後ネタバレまでしたいし、他はシリーズ後半だから最初に読む人には勧められないし。
ミステリ的に好きなのは双樹で、キャラ的に好きなのは蒼い千鳥なんですが。

読んだ本。
『アクロイド殺し』
恥ずかしながら、初読です。
うわぁ。うまい小説だなぁ。
よく名前を聞くミステリの要素はこういう風なものなのかと思いました。
今でこそ、これを元にした小説がいろいろあるから普通だけど、これが初めて出たときはそりゃフェアアンフェア論争起こるよな……。
ネタバレしていない状態で読めてよかったです。
コナンの某台詞を信条としているので、犯人に自殺を勧める探偵とか大嫌いなんですが……。
というか、カボチャ栽培って何。

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2011/11/15 (Tue) 未選択 TB() CM(0)

唯 此の瞳に映る 風に踊る田菜

悩み継続中です。
コンプレックスが原因で、どうしようもないことで、これからもたぶん悩み続けるんだろうと思う。
量の問題と質の問題で。
ただ、サークル内での立ち位置確立できたら楽なんだろうと思う。「この人はキャラ読みする人なんだ」程度でいいから。
自信と度胸を手に入れたい。

でも読書量……マジ頑張らなきゃ。
今まで古典避けてきたツケがまわってきた感じですね。

ただ、最近入ってきた方がどうやら腐男子らしいので、それは良かったです。
こっちもメジャーどころ読んでないんですけどねー。

読んだ本。
『空飛ぶ馬』
あれ?
期待してたほど、女性の文章って感じしなかった。
夢水みたいな感じかな。女の子一人称の地の文をおじさんが書いてる、って。
日常の謎としても、おもしろいと思います。赤頭巾の話が好き。
なんで「嫌な女」か分からない。人の気持ち分からない人間です。というか、女性に対する意識の違いかな。時代の違いとか。
落語聞きたい。
実家にいた頃は母がCD持ってたからいろいろ聞いてたんですが。

『リロ・グラ・シスタ』
読みやすかった。
なんでこんなに人が死ぬのって思った。
最後まで真相はよく分かってなかった。想像してたことはいろいろあったけど。
『消失グラデーション』に似てる感じがした。けど、消失~の方はテーマ性明確で、こっちは論理やトリックが主な感じがする。

『虚言少年』
馬鹿だなあ(笑)
京野は京極先生のイメージの写しみたい。詭弁とか時代劇とか。
さりげなく、考えさせられることも書いてあるよね。
理想と違うからって現実を全否定しちゃ駄目だとか。運動会は約束事の勝負だとか。
中途半端に極端な風潮に対して。

『天使が開けた密室』
うーん……。
ミギーさんの絵に惹かれて読んでみたけど、微妙。
キャラクター小説なのにキャラがあまり好きじゃないから。どのキャラも絶対に実在しなさそうで。誰にも感情移入できないし、共感できないし、萌えない。主人公たちが男の子だったら違ったかもなあ(笑)
「心の密室」とか、気障すぎる……。単なるワイダニットでしょ。
全体的に、90年代の少女マンガみたい。CCさくらとかあんな感じ。
あと、犯人も普通に分かるよね。探偵役も事前情報なくても出てきた瞬間に見当つくし。
本格なんだよね。本格って何なんだ。
でも何故か続きも読みたい。

『三崎黒鳥館白鳥館連続殺人事件』
こういう作品を読むのは初めてなので、驚きました。
そっか、バカミス……。
もったいぶった語り口で、オチはそれなの? っていう脱力感に襲われます。
なんていうか、小説じゃなくてミステリだよね。
こういうの好きな人って人間不信にならないのかと思った。
あんまり好きじゃないかなあ。
作者が主張しすぎてるところも、好みじゃない。
なるほど、サブリミナル効果って意味ないのかも。

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2011/11/10 (Thu) 未選択 TB() CM(0)

いつから恋って気付いてた?

今日は蜜柑の日らしいですね。だからといって何もしませんが。
その代わりに、文化の日らしく文化的な一日を過ごしてました。
府庁に行ったり教会に行ったり有栖川宮邸に行ったり。
洋風建築大好きです。彫刻とか木象眼とか細かいところまで美しいんですよね。ステンドグラスとかも綺麗で。
府庁旧本館の中庭には桜が植わっていて、廊下から見ると目線の高さに鉛硝子越しに桜が揺らめいて、それは幻想的なんだそうです。
見てみたい。春も行こうかしら。

あと、チョコレートで有名なお店だとか、スフレで有名なお店だとかに行ってきました。おいしかったです。
近いからまた行く。

ツイッターでは最近ずっと言っていて、目障りかもしれませんが、最近悩んでることがあります。
きっかけは先週金曜日に、サークルの友達に三崎亜記勧めたんです。翌日が講演会だったんで。
でも、結果は惨敗。「以前読んだけどあまり好きじゃない」と言われてしまいました。
で、その場には読んだことない人もいたんですが、その人に対して「星新一から毒抜いて長くした感じ」と説明されてしまって。
同じような作風だったらこの作家とかあの作家とかの方がいいよね、って盛り上がってて、でも私はその人たち読んでなくて。
読んでないからってのもあるけど、反論できなかったんです。好きというのを理由つけて論理的に説明できない。だからいつも布教下手なんだろうなぁ。だから好きなものについて語る人を見るのが好きなんです。
たぶんだけど、そうした作品読んでそれ好きになっても、三崎亜記の作品を嫌いになるわけじゃないと思うんです。
ちょっとだけ現実から乖離した世界だけど、住んでる人たちは普通の人で、それを記述する言葉は硝子みたいなんです。そういうところが好きで、似たような小説でもっとおもしろいものがあっても、それは三崎さんの小説とは別なんです。
作品自体の良し悪し、好き嫌いはあるし、嫌いなのは仕方ないけど、好きって言って勧めてる人の前でそんなにdisらなくてもなぁと思ったり。私もやってるかもしれないから、気をつけないとですね。
で、やっぱりその根底には読書量の違いってのはあるんだろうなと落ち込んだり。
そんな感じでした。

読んだ本。
『メルカトルかく語りき』
もやもやする。論理だけじゃないんじゃなかろうか。論理的には犯人が導かれても、実際はそうじゃないことだって、その逆だって、有り得る。

『鴉』
カインとアベルなんて兄弟につけるって悪趣味っていうか象徴的だよね。そんなの、兄が弟に嫉妬して、殺人起こるのわかりきってるじゃん。言霊というか、名前は一番短い呪なんだし。まあ、そこからのあれやこれやがトリックでしたが。
『本日は大安なり』の双子の話ちょっと思い出した。
メルカトルはともかく、龍樹頼家は好きなキャラかも。悲しいなと思った。
これはいつ頃の話なんだろう。
麻耶さんは変な宗教書くのがうまい印象です。
一つ目の国では二つ目の人が異端になるみたいな話思い出した。

『ツナグ』
いい話。ミステリではなかったかな。
親友の話が印象的でした。女の子の友情って……。でも嵐にすごく感情移入できた(笑)
あと、待ち人の話も好き。純愛。こんな風に愛されてみたい。
秋山ってやっぱりあの秋山先生の一族と関係あるのかな。

『氷菓』
再読。
氷菓の由来しか覚えてなかった。
ミステリとしては弱いかもだけど、青春小説としては好き。
皆初々しい。というか、これと比べると最新作では成長したよね。1年経ったら当然か。
折木もまだ省エネで懐かしい。この頃はまだえるとどうにかとか思ってないんだろうな。

『ノーマジーン』
7、8歳くらいの知能の赤毛のサルって言われたら、まぁリベザル思い浮かべますよね。
なんだろう。切ないなぁ。
今まで読んだ初野さんの本に比べたらそんなに重くないし、わかりやすいメッセージもなかったけど、テーマは概ね変わらないよね。
なんでその装置を創世記の箱にしたんだろう。善悪の知恵、ってこと? でも林檎を取っても知恵はつかなかったじゃん。それが救いなんだろうけど。

『QED 伊勢の曙光』
沙織ちゃん、結婚!?
弥生先生……。会っちゃいましたね。
西田くんまで。オールキャラ総出演みたいな。最後ですしね。
この日本武尊が剣置いてった話とか、女鳥王と速総別王の話とか、ちょうど最近記紀歌謡についての授業で聞いた内容でした。
天照男神説は斎姫のシリーズで読んだような。
で、祀る神と祀られる神か。なるほどね。

オチが微妙。
いや、いい雰囲気なんだけど。だいたい想像つくけど。言葉にしたら野望かもしれんけど。
でも! 何て言ったか気になるじゃないですか!

『恋のドレスと陽のあたる階段』
犬に襲われるのは、怖いよね……。
リコまた出てくるのか。
クリス強くなった気がする。
ドレスかわいい。
シャーロックかわいそう(笑) なんで大嫌いって言われたか、分からないんだろうな。

『推定少女』
結局どこまでが現実なの? 本当に宇宙人なの?
問うことは野暮なのだろうと思いつつ、気になる。
誇張しすぎていてリアルとは思えない。中学生の頃こんなではなかった。でも、焦燥感とかぐるぐるとかはまぁあったし。大人になってそういうの書けるのはすごいな。
話を聞いてくれない大人が嫌い。こういう話読むたびに思う。

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2011/11/03 (Thu) 未選択 TB() CM(0)