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妖怪と神話とミステリと甘いものが好き。腐った話とか平気でします。ネタバレに配慮できません。

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2024/05/02 (Thu)

夜のあいだだけの魔法 …気づいてほしい

先日、今まで使っていたカラーボックスが壊れたので新しい本棚を買いました。
横90cm×縦180cmくらいの、かなり大きいやつ。まだ隙間が多いというか、入ってる本の方が少ないくらいなのだけれど、まあ今後も使っていくから。みっしりなるくらいには本を読みたい。買いたい。
本棚作りは楽しいなと思います。組み立てではなく、配架。大きさ、ジャンル、レーベル、作者、タイトル。十進分類法でもいいけづ、ほとんどが913だからね。どう並べようかなーと考えるのが楽しい。

読んだ本。
「飛行士たちの話」
どこまでが事実か、どこまでが虚構か、何が現実で何が妄想なのか、区別がつかなくて狂気を感じる。おそろしい。
戦争怖いね。

「キスよりも遠く、触れるには近すぎて」
薔薇色仕立屋短編集。
いろいろと甘酸っぱかったです。
嫉妬して怒って女の子傷つけるのは最低だと思う。
恋に慣れないプライドの高い男があれこれ悩んでるのとか、見てるのはおもしろいけど、相手になったら面倒だろうな。でもクリスはそんなこと全然思ってないから……なんとなく、パメラの気分がわかったかも。
アントニーがんばれ。
そしてアルフ……え、あんな人だったの? うわー。あの手紙のやりとりとかは素敵でしたが。素敵……うん。妬かせようとして愛想つかされたら世話ないな。

「恋のドレスと花開く淑女」
あ、このタイトル、つぼみの淑女と対応してるのかしら。
貴族社会難しくてよく分からなかったところがある。なんであれがいい方法なのか、とか。でもアルフが認めてくれてよかった。
シャーリーはクリスと付き合っていても、貴族であることに変わりないんだなって改めて思った。二等に行くのを躊躇したりだとか。クリスが稼ぐって言ってもよしとしなかったりだとか。
アントニーかっこいい。
遠距離恋愛はつらいだろうけど、それぞれにやることはあるからまだいいのかしら。『薔薇色』も新装開店しましたし。バーンズ夫人良い人だなあ。
パメラは何があったのだろう。

「彩雲国秘抄 骸骨を乞う」
ようやく読めた。
これで本当に終わりなのかと思うと、切ない。なんとなく読み終わったあと、ここで終わりなのかともやもやした。
みんな、大人になったなと思いました。これに出てきてない人とかはどうしてるんだろうな。秀麗の同期国試組とか。紅家の皆さんとか。
「さいごの話」ってそういうことか。読むのがつらかった。
悠舜とか旺季様とか晏樹とか、本編ではあまり書かれなかった人たちの内面に焦点があったのはよかったけど。
表紙は、劉輝でいいんだよね?先王かとも思った。髑髏の上にいるし。でもそこの重なりも話の中に出てきたからどちらでも構わないのかな。
今読むと、書き方として、擬態語が多用されててうまいなと思ったのと、この世界にあるかないか分からない現代語が使われてるのに若干違和感があった。
あと、思わせぶりに書いてあることが理解できなくてもやもや。
結局はハッピーエンドっぽくてよかったなあ。

「真夏の方程式」
湯川先生かわいい。小学生に懐かれて、一緒に遊んだり。でもきっと本人は「遊んだ」と思ってるのではなく、「実験した」とかそういう認識なんだろうな。かわいい。
そして、犯人がわりと許せない。その影響考えなかったの? 関係ない人間巻き込むなと思う。湯川先生の危惧で、たぶん彼が何かしらなったのだろうと思ったけど、そういうことだったのかと納得した。
みんな、その後の人生もしっかり生きてほしい。
あと、話の途中の要素で容疑者X思い出した。浮浪者についてとか。好きな女性と子供をかばって、とか。

「頼子のために」
おもしろかった、のだけれど。
こういう話なら、もう少し湿った書き方のが私の好みかなあと思ってしまう。たぶんそうなったらそれは法月さんのやりたいこととは違うのだろうけど。なんていうか、出てくる人間がみんな理性的すぎる気がして。もっと感情で動くものじゃないかな。いや、感情によって事件起こしたんだけどその後の処理だとかそれについての発言とかが理性的すぎる。ラストのは、それによっておそろしさが出てるからいいと思う。


「富豪刑事」
あまり好きではなかったです。主に文体が。
設定はおもしろいと思うし、様式美的なものも感じるのだけど。キャラが、類型化されたキャラクターでしかないなとは思う。
個人的にメタな小説が苦手で、いきなり登場人物が読者に語りかけたり、地の文に作者が出てきたり、登場人物が小説であることに言及したり、それはもう、途中で読むことをやめたくなりました。場面の変化で行空けないのは、何らかの効果あるのかもしれないと少し思ったが、それで時間経過についてメタ視点の説明するくらいなら、行空けてほしい。
かぎかっこ内の言葉が、話し言葉ではないんだよなぁ。小説で読むものとして書かれてる。それは、世の中の小説の話し言葉とかたいていはそんな口調の人実際はいないんだけど、それとは何か違って。
内容に関しては、特には。金遣いとかはむしろ爽快。前にドラマ化してたよね。主人公女の子で。

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2012/09/11 (Tue) 未選択 TB() CM(0)
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