明けてました。おめでとうございます。
最近は一年がたつのがあっという間で、振り返ることがこわくなります。
今年は少しでも、良い人間になれたら。
という願いを込めての記事タイトルです。
決心はにぶるだろう今年も
しかし去年とちがうだろう
ほんの少し
大学二回生のとき、定演のアンコールで歌った、大切な曲。
そんなわけで、去年のまとめ。
2016年に読んだ本は、再読を入れると123冊、新規で読んだのだけだと94冊でした。
なんでこんなに差が出るかというと、夏~初秋にかけてマリみてを再読していたんですよね。お釈迦様もみてるの未読分を読んだのがきっかけで、気になって、読みたい巻だけでも拾い読みしていたらこんなことに。
ほか、特に印象に残った本たち。
・アドリアン・イングリッシュシリーズ
M/Mという、アメリカで書かれたBL小説。で、ミステリ。どちらかというとサスペンスよりですが。
とにかくおもしろくてはまりました。
心臓に病を抱えたゲイのミステリ作家兼古本屋と、隠れゲイの刑事の話なんですけど、この二人の関係性がとてもめんどくさくて好き。
特に刑事の方が、ゲイなんだけれどもマチズモにとらわれていて、職場に彼女はいるけどSMクラブに通って性欲発散してたりで、そのせいで主人公との関係がこじれにこじれるんですよね。4巻とかほぼお前のせいで起きた事件だよな、って思う。
全5巻のうち、2巻が一番幸せで、3巻4巻は読んでてしんどいというあたり、なんなのって思う。
・『螢』
今まで読んだ麻耶作品で一番おもしろかった。
・『雨の日は神様と相撲を』
グローバル化に直面した神様が、どう生き残っていくかというお話。
ぜひ続編出してほしい。
・『十二人の蒐集家/ティーショップ』
奇妙な味、なのかなぁ?
様々なものを蒐集する十二人の話と、ティーショップで語られる物語。色のイメージが鮮烈で、不思議な世界に迷い込んでしまう感じ。
この作者のほかの作品も読んでみたい。
・『江戸の妖怪革命』
虚実妖怪百物語では呼ぶ子とともに百鬼夜行を呼び出していた香川さんの本。
キャラクターとしての妖怪の話で、興味深かったです。
・『三月のライオン』
アニメから入って、原作マンガも読みました。読み始めたら止まらなくて、気づいたら二周三周していた。
零君が少しずつ、だけど確実に成長していっているのが良いなぁと思います。12巻で、ごく普通に人を頼れるようになっていたところが、感無量でした。
あとバンプの曲はいいですよね……。世代だからかな。
さて。
2017年の読書的目標は「名著を読む」です。
いい年して中二病の名残で、有名な本はなんとなく手を出さずにきてしまっているのですが、今まで敬遠してきた名作を、小説/学術書問わず一冊でも多く読んでいけたらと思います。
「名前だけは聞いたことあるけど……」みたいなのを減らしたい。
あとやっぱり百冊以上は読みたいですね。
それから、昨年は記録をつけるのを一時期さぼっていて集計にちょっと手間取ったし、もしかしたら漏らしているかもしれないので、今年はこまめに読んだ本を記録しよう。
ブログでも、がしがし感想を書いていこうと思います。
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