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妖怪と神話とミステリと甘いものが好き。腐った話とか平気でします。ネタバレに配慮できません。

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2024/05/03 (Fri)

真実携えて闘う事を罪と言うの?

ブログ更新を目的にするのなら、何かあったから書くんじゃなくて、無理にでも週一とか日を決めて書くっていうふうにすればいいんだなと今更気づきました。

そういえば私、今日で22歳になりました。
正直、まだ子供だと思う。子供でいたいとも思う(その表れがロリィタ趣味なんだろう)けど、大人にならないといけないんだろうなと思ってつらい。
最近まじ快アニメやってるけど、「大人っぽい」紅子ちゃんとかだってまだ高校生なんだよなって改めて思いました。いや、まだ高校生なのだからこそ大人になりたがってるのがかわいいんだよね。そもそも新一だって高2だし、「頭脳は大人」であっても精神的には年相応なところもあるんだけど。
今春で卒業する予定なんだけど来年度の見通しとか全然立ってないし、責任とか負いたくないなあって思います。モラトリアムに浸っていたい。

ところで。ホビットの映画3部をようやく見にいってきました。
原作は読んでいたんだけど、知らない映画でした……。
最初の方でドラゴンが殺されるのはまあいい。原作でもわりとあっさりだったし。かっこいいのか分からない謎演出だったけど。で、五軍の戦いがメインになるんだろうなってのもまあ事前に予想はついてた。指輪物語との繋がりをアピールしてくるのも分かるし、だからレゴラスかっこいいから出てきたんだろうし興業的に恋愛要素いるのも分かるよ。理由は分かるんだけど全体的に、なんでそうなるの?みたいなツッコミいれたくなるところが多くて。あと、キーリとトーリン以外のドワーフがほとんど描かれなくて残念だった。せめて一人一か所くらいずつ見せ場いれてくれると思ってたよ。レゴラス無双すぎ。
最後の方はわりと『ホビット』っぽさがあった気がした。「お茶は四時」って台詞だったり、帰ってみたら家が競売にかけられていたり。指輪物語での、メリーとピピンが廃墟となったアイゼンガルドでパイプ草ふかしてるあたりもそうなんだけど、どんな場所にいても日常があることがすごくいい。ホビットって「このよでいちばん すきなのは おりょうりすること たべること」みたいな感じの人たちだなって思う。ご飯大事。

読んだ本。
『ふたりの証拠』
悪童日記の続編。なんだけど、悪童日記読んだのわりと前だったのであまり記憶になかった。
本当に二人いるのかが怪しくなってきて、ぞくっとさせられる。そもそもクラウス(リュカ?)の存在だけじゃなくて、語られていたこと自体が全て虚構だったかもしれないってなって、いきなり突き落とされた感じ。しかもこれもう一作あるんですよね。一体どう展開していくんだろう。
全体的に耽美な感じで好きでした。ペテールとの関係とか。出てくる人みんな病んでるというか狂ってるというか。耽美と狂気は紙一重なのかな。ただ、文章自体は簡潔で現在形多用して耽美な雰囲気作り出すというよりは淡々としてる感じ。

『連城三紀彦レジェンド』
連城さんには興味はあったんですが、それ以上に綾辻・伊坂対談に惹かれて読みました。
対談はすごく読んでて楽しかったです。小野さんが連城作品書き写してたみたいな話を綾辻さんがしてて、とても納得した。東亰異聞のあの感じとかそうなんだろうなって。というか綾辻さんが小野さんの話してるのはにやにやしますね。
ほかにもいい話がたくさんあって、私は綾辻さんと伊坂さんが好きなので(作品も、たぶん本人も)読んでて楽しかったです。伊坂さんが連城作品の販促した話とかね。伊坂さんが勧めてる話は読んでみたい。ラッシュライフの元になったという作品とか。
編者の中で綾辻さんや米澤穂信が連城三紀彦好きなんだろうなというのは作品からなんとなく分かるんだけど、伊坂が連城を好きというのは、あまり作品から感じなくて不思議だった。――という話を人にして言われた話がなるほどと思った。曰く、連城作品で伏線となる部分が情緒的なものとして印象に残っていて、ミステリ的にも伏線となるっていうのが魅力らしいんだけど、伊坂作品の場合は情緒というよりも掛け合いの妙とかで伏線の印象作ってるのが連城の影響なんじゃないかって。
収録作に関して。どれも普通に読んでて面白いけど、どうしてここまで評価高いのかは分からない。ただ、私は『桔梗の宿』と『親愛なるエス君へ』は読むのが二度目か三度目だったんだけど、それでも楽しく読めたのはこういうネタの話としてはすごいのかなとは思った。私の記憶力が低くて細かいところ覚えてなかったから楽しめただけかもしれないけど。基本的に読んでるときに雰囲気に酔える+サプライズがあるのが好きです。だから『花衣の客』とかは好きだった。
ただ「人間が書けている」あまりにキャラクターではなさすぎて、全体的にモブっぽいのとか、作品のために人や世界がある感じがあまり好きではない部分でした。

『誰も猫には気づかない』
ニフィすごい。飼いたい。
話の構造自体はとても単純で、公国の若い領主がいて、隣国には邪悪なお妃様がいて、公国併合を狙ってきているからそれを倒そうとする話。権謀術数とかもなく敵陣営が明確だし、やってることも超強力な毒とか使ってはいるけれども基本的には暗殺だから分かりやすい。とても童話っぽい。ただそこに、若い領主の摂政として猫が存在するだけでとてもおもしろくなる。やっぱり童話っぽいので児童書としてよさそう。
猫が摂政なんだけど人語を喋らないし、仕草とかを人間側が読んでる感じとかがリアルで、距離感がいいなと思った。それでいて猫はずっと主役でいる感じとか、最後の倒し方とか。
その猫の行動と、あと国の歴史・立地とか食文化とかが明らかにヨーロッパっぽいことから、国自体は架空だけど地球上の話として展開するのかなと思えばバーグアスとかいう謎の怪物が出てくるし、中世のはずなのに登場人物たちが紅茶飲んでるし、この世界はどういう設定?って疑問に思った。バーグアスのところは熊や猪や狼で一向に問題なかったと思うし。ファンタジーで時代考証は気にならないこともあるんだけど。異世界なら異世界ではっきり示してほしい。個人的にはこの話は実際にあったかもしれないよっていうスタンスで読みたかった。

『ママは何でも知っている』
読んでる最中はさらっと読めるし不快感もなく楽しいけど、特に思うところがなく流れていく感じ。安楽椅子探偵ものの肝である、論理で読者も解けることとかに私が重きを置いてないからかもしれませんが。あと流れがテンプレになってしまってるのとかも、仕方ないけど飽きてくる。
そもそもこれ、安楽椅子探偵だけど、どっちかっていうとマープルみたいな、人間性で解いてくものという印象を受けた。「私の知り合いにこういう人がいるんだけどね、」っていう推理。その「私の知り合いに~」の部分が長くなって二つ分の事件になったっていう構成をとってるのが最後の短編で、その構成がすごく良かった。
デイビイは現代ではマザコンエネ夫とか言われるのかなって思って読んでました。毎週母親と食事とか、ママとシャーリイの間に火花散ったときの仲裁とか、そもそもママに相談して仕事を成し遂げるってどうなのとかいろいろと気になったです。まあ価値観の違う世界だからそういう話しても意味ないんだろうけど。
ところで私、何故かこれを読むまではブロンクスのママシリーズっていうのを聞いてバーとかのママをイメージしてました。お店系安楽椅子探偵ものがいろいろあるからそういうイメージができたのかな。

『天冥の標Ⅷ ジャイアント・アーク』PART1、PART2
ⅦからⅠまでの話と、Ⅰの後の話。
イサリ視点でのメニーメニーシープがおもしろかったです。そんなことがあったんだ、というのと、イサリの過去の話を知って読むからこそイサリがとてもかわいい。それこそまだ17歳なんだよなあ。300年以上生きていても。でも、まさかカドムとちゃんとくっつくとは思わなかったよ……。いや、いいんだけどね。結ばれなかった二人の子孫同士が恋愛する話とかシチュエーションとしてわりと好きですし。イサリとアインというよりは、千茅と児玉先生の話。でもプラクティスの記録からは児玉先生の話は消えてたんだなというのと、逆にセアキ家では残ってたのかというのに感慨を覚えた。プラクティスの始祖言行録?はたぶんジョプが編んだのだろうから仕方ないのだろうとも思うけど。
イサリやミヒルを漢字で書くとああなるのか、と思いました。漢字は表意文字だよなあとも改めて思った。カタカナのときとはイメージが変わる。
ミヒルはミスチフやノルルスカインとは関係なく、あんな風になってしまったんでいいんだよね。ミヒル自身が何故フェロシアンにならないんだろう。この状態で皇帝は眠れないだろうし、あんな性格ならすぐに我を忘れてフェロシアンになりそうなものなのに。だからミスチフに乗っ取られたなら怒りとかの感情はなくなるから大丈夫なのかなというのも思ったんだけれども。疫病を蔓延させるのもミスチフがいつもやってることというか、そもそも冥王斑をもたらしたのがミスチフだし。でもそう考えるとMHD社長がミスチフだったのが少し気にかかるから、やっぱりそこの思惑とは別に動いてるのだろうと帰結したんだけど。
となるとあとⅨとⅩでプラクティスとの戦いとミスチフ関連の話をそれぞれやるのかな。
オムニフロラの生存戦略やイサリが共存したいって言ってる辺り絡めて、何かしらの答えを出すんだろうとは思ってる。ここになると謎が新たに出てくるというよりも全体がどう動いていくかっていうのが気になってく感じですね。ⅡからⅤまでが大きい物語も気になりつつ、それぞれの話もおもしろかったけれども、もう全体の物語だけって感じで。いろいろ細かいところとかは覚えてなくてこれ誰ってなったりしたんだけど。読む前にⅠ再読するべきだった気がしました。
なんとなく、人類は生き残るんだろうなって思えるので、たとえ絶望的状況であっても読むのはそんなにつらくないです。
しかしアクリラはどうなるんだろう。
ただの少年になったユレイン(三世)がかわいいです。

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2015/01/20 (Tue) 日々の徒然 CM(0)
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