海市
大海のなかの一雫でも、いつかは蜃気楼を描くことを夢見て―― 今日もひっそり生きてます。
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2025/03/15 (Sat)
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「天冥の標」
ふと手に取ったらすごくおもしろくて、既刊全部読み終わってしまったので感想まとめておこうと思いまして。
ネタバレ等含みますので隠しておきます。
[0回]
つづきはこちら
まず、Ⅰ巻の冒頭がすごくうまいと思うんです。すっと物語の中に入りこんでいける。
Ⅱ以降は冒頭で、何って感じでちょっとつまってしまって立ち上がりが遅い印象ではあったんですけど、それでも前作とのつながり等気になって読み進めていってしまう。
だって、それぞれの巻の終わりが、え、ここで終わるの?って感じで。でもそれぞれ直接その後が書かれているわけではなくて、数十年後、数百年後の記述から類推する感じで、気になるけどもう書かれないんだろうなという気がする。もどかしい。
巻を進めるごとに誰かの先祖や子孫かもしれない人が出てきたり、同じキーワードがあったりするのが楽しいです。
アンチオックスの人たちが好きです。かっこいい!! ルッツゾーウィスタン!
アダムスかっこいいです。
Ⅰ巻ではドロテアの乗組員と言われているのがどういうことか、気になります。
プラクティスの人たちはなんていうか切ないですよね。
間違った方向に進んでいると、見ている側にはわかるのにそれを止められない。
チカヤも切なかったけど、でも彼女には児玉先生や青葉がいたのが救いになりえたんじゃないかな、と。
プラクティスにも、人間の友人ができたらよかったのにと思わずにはいられないです。イサリにとってのアインみたいな人がいてくれたらあそこまで歪むことはなかったのではないか、と。
ラバーズによっても癒されはしただろうけど、所詮ロボットだし。
セアキがカナコの子孫だと言ったら少し歩み寄りできたのではないか、と夢想してみたり。
Ⅵで、タックの子孫の大臣とプラクティスの提督が仲良くなるの、あれがもっとうまくいっていたらと思ってしまう。あの大臣さんいい人だったのに。
プラクティスの神話というか始祖言行録ですか、あれだってすごく歪められてしまっていて、もしミヒルとチカヤが会うことがあったら互いに違うと思うだけになりそう。
あとラゴスが好きです。
ラバーズが芸術的才能を持つようになるのはいつからなのだろう。
Ⅰのラバーズの中に、オーロラって子とゲルトールトって子がいるのは、アウラとゲルトを思って名付けたのだろうか。
ところでラゴスの愛人って似たようなタイプ多いですね……。ザリーチェ将軍といい、ミヒルといい、嗜虐趣味で地位の高い女性。エランカは違うけど。
Ⅵの戦いは、確かにプラクティス対非染者、特にロイズの戦いなんだけど、それ以上にミスチフ対カルミアンの戦いで、人間がその道具でしかなくなってしまってる感じがして切ない。
気になったのは、クラスト化したプラクティスの人たちが余暇には体を丸めて動かないだけになったって話で、それで連想したのがオムニフロラに侵略された星では文化が発展しなくなったってことで、なんていうか文化って人間のものなのかなぁ、と。
カルミアンはミスチフの敵だけどだからといって人類の味方というわけではないんだろうな、って。
異文化交流難しいですね。生殖云々のとかも。
ノルルスカインがもっと早く動いてカルミアンと手を組んでいたらミスチフを撃退できていたのではないだろうか。ノルルスカイン、負けが込んでるじゃないですか。
Ⅰはその被展開体の戦いにおいてはどういう位置づけだったのだろうか。
なんていうか全体的に人が死にすぎていて切ないです。
Ⅶは副題がハーブCだから、Ⅰの世界がどういうところなのか説明があるといいな。あと議会もまだ出てきてないような。アインのいたスカウト? 確かに、最初にハーブCに来たといわれてる人たちと同姓同名の人が何人かいたけれども。
ともかく、続きを読むのが楽しみです。
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2013/03/01 (Fri)
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