予想外に風邪が長引いてます。
治ったと思って無茶するから、余計悪くなるのよね。
親に「風邪引いたみたい」と連絡したら、「帰ってこい」と言われました。たしかに実家なら看病してもらえるしご飯作ってもらえる。
というわけで、現在実家です。ごろごろしてます。
絵本読もうと思ったら目当てのがなかったり、少女マンガ読んでたら現実とのギャップに虚しくなったりしてました。
読んだ本。
「フランス白粉の謎」
フランスはともかく、白粉はどこで関係するのかしらとずっと思ってました。
……まさか、白粉でなくて白い粉!?
読んでいておもしろい作品でした。トリック云々ではなく、捜査の様子とか。引き込まれる。
「食物連鎖」
どうせカニバリズムの話だろうと思って読むのですが、その一発ネタだけでは終わらない感じですね。おもしろいです。
文字通りの意味だと思いきや比喩だと思わせておいてしかし……みたいなどんでん返し。
しかし、実際に食欲がないときに読むと余計に食欲なくなりますね。
とてもおいしそうにはおもえない。
ウロボロスと聞くと今は犯罪組織的なあれを思い出しますね。2期やるんでしょう?
「読むのはウッドハウスくらい」って台詞があって、ウッドハウスはイギリスでそんなに人気作家だったのかと思いました。
っていうか、ジーヴズのいないバーティとか、ただのダメ男じゃなかろうか。
緊急避難での人肉食とアステカの人肉食と趣味や性癖としての人肉食を同列に語ることに違和感。
前二つは自分の意思で避けられないでしょう。そうしなければ、死ぬか、神に祟られるか。信仰は茶化しにくいと思ってしまうのですよね。シュヴァルツヘルツとかの影響な気がしますが。
結局のところ、私は信じていたいのですよ。宗教的な儀式であれば、乱痴気騒ぎにはならないと。形式は同じであれ、信心がなければ冒涜ではないのかと思うのです。
美味しいから食べるならそれでいいじゃない。宗教で糊塗しなくても。象徴性や比喩は別にして。
やっぱり食欲と性欲って繋がり強いのかしら。
パンと葡萄酒か、なるほどね。キリスト教らしい。
蠱毒の概念とかはないのかしら。経済モデルとして望ましくなくとも、呪えるよ☆
フランクお馬鹿さんだなって思う。
「オジいサン」
初見で、薄くて字が大きいなと思いました。そこも老人用とか?
音声にすると、どのように発音するのでしょうか。
お爺さんでもなく、おじいさんでもなく、オジいサン。
読んでて嫌な気分になって参りました。
なんでしょうね……。
考え方が違うだとか、そうじゃないでしょうとか、もっといいやり方があるだろうとか。見ていて疲れるのです。
別に益子さんはそんな心配してくれなどと頼んではいないのでしょうが。
理解できる部分も同意できる部分もあるけど、なんというか……ウザい、かなあ。
電子書籍についての意見とかは京極先生本人が言ってた覚えがあります。だから他のも多かれ少なかれ先生の考えなのかな。
――と思って読むのも間違っている気がするのですが。
ラストは突然のハッピーエンド(?)で、気分は晴れたわけですが。
電気屋さんいい人。
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